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Ren.SIDE...
「なぁ、紫耀…」
俺が紫耀の家の中に入りながら呼んだ
紫耀「…何?」
紫耀は、機嫌悪そうな声で俺に返事をした
「あのさぁ…
Aと別れたん?」
俺は、ズバッと聞いてしまった
すると、紫耀は一瞬下を向いてから、強い眼差しになった
そして、俺の事を見つめながら
紫耀「おう
別れた」
と、言った
「何で?」
俺は、動揺を隠しきれずに、全て聞いてしまいそうやった
「ホンマはあかんのに一日に薬いっぱい飲んでたやろ??」
俺の、この一言で、紫耀の顔が青ざめた
紫耀「…はぁ?
薬いっぱい飲んでねぇし」
紫耀は、また機嫌が悪そうな口調で言った
「いやいや、
この間、紫耀のロッカーの中たまたま見えてしまったんやけど
あの量はおかしいって…」
紫耀「それは!!
…Aと出かけるのが楽しみで
絶対に変な事に起こりたくなかったから
薬いっぱい飲んでた…」
やから…?
紫耀が倒れたんって…
「…なぁ、
やから紫耀倒れたんちゃうん」
すると、紫耀はボソッと何かを言った
口の動きからして、”ゴメン”やったような気がした
それから、紫耀が奥の部屋から段ボール2つ持ってきて
紫耀「Aのだから…」
と言って、俺に渡してきた
俺の姿を見る紫耀の瞳には
少量やったけど、涙が浮かんでた――
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作者名:マロン x他1人 | 作成日時:2019年10月13日 2時