【銀魂】おかえり、愛おしい人よ

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『晋助さん、お夕飯……』




できましたよ、とソファに腰をおろしている彼に声をかけようとしたが



どうやら、頬杖をついて眠っているようだ





……やっぱり、疲れているんだな




申し訳ない気持ちになり、部屋からブランケットを持ってくる





『いつもお仕事お疲れ様です』




聞こえないように囁いて、彼の身体にかけた




眼帯の巻かれていない方に髪がかかっていて


邪魔じゃないのかな、と軽く払う




そのまま彼の姿を見つめていた



私は晋助さんに見つめられるのは苦手だが、彼の目は好きだ



光の加減によって、翡翠に輝く瞳




それを双眸で見ることはできないが


彼のこの左目は、どうやら生来のものらしい




ゆっくりと手を伸ばせば


彼の左目に触れるか触れないかの距離




ふと、目を開いた彼と視線が合わさった






『なんだ


寝込みでも襲うつもりか？』




私との距離を一気に縮めたから


思わず尻餅をついてしまう




私の好きな瞳は


意地悪そうに、私を見下ろしていた





『ち、違います…！！



お夕飯ができたので、起こそうかと……！』




『起こす、ねェ……』




ブランケットを手に取って、ニヤりと口角を上げる




『さあ、席についてください！』




ほら、とブランケットを彼の手から取り上げた

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