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『美味しいですね』
煮物も、お刺身も
どれもほっぺたが落ちてしまいそう
『……そうだな』
『晋助さんは、いつもお夕飯はこういうところで食べているんですか?』
『いや』
食べてない、と彼は汁物をすする
『食べてないって……
お夕飯自体をですか?』
そうだ、と頷く晋助さんに
私は箸を箸置きの上に置いた
『ダメです、食べないと』
お身体に悪いです
『食べる暇がないのなら、サンドウィッチはどうでしょう?
あれなら、片手で食べれますし……
パンが嫌なら、おにぎりもあります』
出来立てがいいのなら、私が毎日届けますから
『だから……『A』
手振りが慌ただしくなった私を止めるように
彼は私の名前を呼ぶ
『ありがとうな』
『晋…助さん……』
どうして、私はこんなに必死になっているのだろう
これが、尽くすということなのだろうか
私が、晋助さんの妻だから?
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◆戦場の椿姫◆ - 凄い…めっちゃ面白いです! (2017年8月18日 22時) (レス) id: 3e81e6a0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - とっても面白くて素敵でした! (2017年7月26日 20時) (レス) id: 5545c4c878 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - サックさん» ありがとうございます。続編もよかったらご覧下さい (2017年1月21日 10時) (レス) id: 3f6c97711d (このIDを非表示/違反報告)
サック - とてもおもしろかったです (2017年1月18日 10時) (レス) id: bbfa3cd782 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» 読みました!いつもありがとうございます!とても励まされます!! (2017年1月17日 17時) (レス) id: 3f6c97711d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2016年12月22日 19時