内村颯太くん ページ44
つくづく恵まれない家庭で育った私は愛というものを知らない。
家に帰れば酔った父親に殴られ蹴られという、常に虐げられる生活。学校では私の姿を見て陰口を言われる、これまた虐げられる生活。
正直にしのうとも思った。
A｢はあ、、今日も殴られるんだなあ、｣
重い足取りでリビングへ行くと案の定よっている父親。
父親｢遅いじゃねえか！！5時までに帰ってこいって言っただろ！！｣
A｢ご、ごめんなさい、｣
父親｢ﾁｯ､母親に似て要領の悪い娘だなあ！口で言って分かんねえなら体に叩き込んでやらないとな｣
どうせまた殴ってくるんだろうと思った、
だけど、、
A｢っ！？、、きゃあっ、｣
あろうことか服を脱がそうとしてきた。
父親｢お前いい身体してんなあ、？うまそうじゃねえか｣ﾆﾔｯ
A｢やめて、やだ、、やめてぇっ！｣
父親｢黙れ、これはしつけだ！｣
首筋を這う舌が気持ち悪い。やめてくれ、
涙を浮かべながら窓を見ると私と同い年くらいの男性が通りすがった。
私は咄嗟に叫んだ。
A｢お願い！！！助けてっ！！！！！！｣
父親｢っせえなあ！！黙れよ！！｣
ﾊﾞｷｯ、
A｢いやぁっ、！｣
叫んでも無駄だと諦めた瞬間の出来事、
ﾊﾞﾘﾝｯ!!!
と、音を立ててガラスが割れた。
目の前にはさっきの男性が立っていた。
父親｢…なんだお前は｣
颯太｢助けてと言われたので。その女の子から離れてください｣
その男性の目に光はなかった。父親も慄いたのか黙って退いた。
父親｢おいお前、割ったガラスはどう弁償する気だ｣
颯太｢お金はあるんで置いてきます。その代わりこの女の子は僕が貰う。それでいいですね？｣
父親｢ああ勝手にしろ。服も全部持っていけ｣
私が呆然としている間に繰り広げられる会話。
気づいたら男性が私をお姫様抱っこしていた。
A｢ちょっ、え、、｣
颯太｢もう大丈夫。僕と一緒に行こ｣
こんなとこから逃れられるなら、と私は首を縦に頷いた。
颯太｢ふふ、じゃあ行くよ｣
男性に抱き抱えられ、私は新たな家へと向かった。
_______________
颯太｢ついたよー｣
A｢え、、ここ、ですか？｣
颯太｢そそ｣
本当にこんなに大きい家で暮らしてるのか？というくらいの大豪邸。
A｢親御さんも一緒に？｣
颯太｢んーん、おれだけだよお｣
さっき父親と話してる時の威厳はどこへやら、とてもふわふわとした方でどこか安心感を覚えた。
続く
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モカ(プロフ) - 更新楽しみにしてます(^_^) (2022年10月31日 11時) (
レス) @page46 id: 107d6660e1 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - あの、質問なんですけど、このCSSってどうやってやってるんですか？できるのであれば教えていただきたいです… (2022年8月26日 21時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - 初めましてこんにちは早速リクエストでなにわ男子のを出してくれたらなーと思っています（出来れば大西流星君のを）おねがいします (2022年4月6日 14時) (レス) id: 7e93f468fb (このIDを非表示/違反報告)
め ぐ み(プロフ) - モカさん» リクエスト誠にありがとうございます！承知致しました！ (2022年3月21日 23時) (レス) id: d0cd869428 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - こんにちは。リクエストでキンプリ達が昔主人公にイジメられていて大人になってそのやられた復讐を母校に呼び出した主人公に今までやられたことを1から怖い感じでやり返すのを読みたいです。 (2022年3月20日 22時) (レス) id: 107d6660e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：め ぐ み | 作成日時：2018年12月8日 22時
