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警察官のたまご14 ページ13

「よし、気分を変えて違うの乗りに行こう!」

研二先輩の機転に誰もが頷いた
何も聞いてこない先輩たちの優しさに感謝をしてもしきれなかった

それから、またスピードのあるジェットコースター、「締めはやっぱりこれでしょっ」と研二先輩が指差したのは、観覧車

「ぷっ!最後の締めに観覧車って、女の子みたい」

吹き出したように笑えば、「おれ、意外とロマンチストなの知らなかった?」と言ってくる先輩

「自分で言うのが、残念」

「Aちゃん、厳しいなー」

その横で景光先輩が「うんうん」と笑顔で頷き、言葉を繋げた

「やっぱり、Aは笑ってた方が可愛いよ」

「へっ?」

「ヒロの言うとおり、笑顔の方がお前に合う」

微笑んでいる景光先輩と零先輩に思わず、目が泳ぎ照れてしまう

「もうっ!そういうお世辞いりませんって!
ほら、行くんでしょ?観覧車」と先人切って歩く私を後ろで、いろいろからかっているのを聞いてないふりをした




「次は俺と乗ろうよ、Aちゃん」

「萩原、何言ってんだ?!A、次は俺とだよね?」

「えぇ…」

観覧車の前に着き、ずっとこの調子で「みんなでは?」という提案にみんな綺麗に却下された

もともと、4人乗りなので、6人いるから分かれて乗らなくてはならないのだけど、みんな「ヤローと乗って何が楽しいんだ」とぼやき始めた

「萩原、さっきジェットコースターで横に座ってただろ?!」

「お前だって、コーヒーカップ乗ってたよな?」

「じゃあ、間をとって俺と乗るのはどうだ?」

航先輩がにこりと笑えば、「「何が間だ」」と綺麗に二人の声が揃った

そんな二人を誰もが呆れてみていた

「そんな揉めるなら全員でじゃんけんすれば、良い話だろ」

零先輩が提案すれば、二人も納得したようで私が王様でじゃんけんをすることになり、ようやく決まった

「ほら、行くぞ」と差し出された手を取り、観覧車の中へと乗れば後ろから、様々な声が聞こえたが扉がしまり、静かな空間となった

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ゆきはな(プロフ) - 天野陽菜さん» はじめまして。コメントありがとうございます。楽しんで頂けてよかったです。頑張って更新していくので宜しくお願い致します。 (2021年12月25日 18時) (レス) id: a08fb6267c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - tさん» 教えて頂きありがとうございます。公開した際には外していたのですが、何かがきっかけでついてしまってようです。気づいていなかったのでとても助かりました。ありがとうございます。 (2021年12月25日 18時) (レス) id: a08fb6267c (このIDを非表示/違反報告)
天野陽菜 - 面白くてハマりました!更新頑張って下さい!楽しみに待ってます! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 70e2d8bd25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - 匿名さん» 教えて頂きありがとうございます。直しましたので確認を宜しくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 萩原研二の名前漢字が違います。 (2019年2月4日 0時) (レス) id: ffeb652265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきはな | 作成日時:2019年1月15日 8時

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