警察官のたまご４ ページ4
謝ると言っても相手は先輩だし、勉強を教えて欲しいとお願いするのもなかなか勇気が必要だ
何度目かの分からないため息に苦笑いしてしまう
「何百面相してんだよ」
「…えと、天パ先輩？」
パッと名前が浮かばなくて、咄嗟に見たまんまを言葉にすれば、青筋を浮かべた先輩がこちらを睨んでいた
「てめえ、ぶっ飛ばすぞ、松田陣平だっつの！」
「てめえじゃなくて、AA。何でここ座るんですか？まだどこも空いてるじゃないですか」
「まず、食べるのやめろよ」
次々に食べている私に呆れている先輩もなかなか百面相していると思う
「答えになってないです。先輩。何でここ座るんです？」
「なんだよ。謝れるきっかけ作ってやろーと思ったのによ」
「へっ？まじですか？」
まさかの提案に開いた口が塞がらなくなりそうだ
「まじ」
にやりと笑ってる先輩は、どこかいたずらっ子のように見える
「おー、こっち！」
デジャブかというくらいのメンバーに思わず立ち上がったからか、流石の先輩たちも目を見開いていた
「あAちゃんじゃん！」
えー、誰だっけ？このチャラ男先輩とか頭の片隅に置いて、頭を下げた
ぱちりと目があった降谷先輩に目を剃らされたが、そのまま「おはようございます」と挨拶をすれば、不意を突かれたような表情を浮かべていた
次々に座る面々を見れば、どうやら嫌われてはいないらしい
「先輩方、昨日は失礼な態度取ってしまってすみませんでした」
ペコリと頭を下げれば口を開いたのは降谷先輩だった
「いや、僕も唐突に色々言って悪かった」
「はい、じゃあ、仲直りだね」
チャラ男先輩が、私と降谷先輩の手を持って握手させた
「先輩、やっぱり勉強教えてくれませんか？」
「もちろん、その代わり色々こなしてもらうからな」
「頑張ります」
「さぁ、早く食べてまずはクラスに行かないと」
爽やかイケメンな先輩の言葉に頷き、食事を再開した
ーーーーーーー
萩「Aちゃんって、降谷は呼んでるけど、俺ら呼ばれてなくね？」
諸「覚えてなかったりしてな」
ーーーーーーー
「へっくしゅ」
「どーした？風邪？」
「んー、わかん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきはな(プロフ) - 天野陽菜さん» はじめまして。コメントありがとうございます。楽しんで頂けてよかったです。頑張って更新していくので宜しくお願い致します。 (2021年12月25日 18時) (
レス) id: a08fb6267c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - tさん» 教えて頂きありがとうございます。公開した際には外していたのですが、何かがきっかけでついてしまってようです。気づいていなかったのでとても助かりました。ありがとうございます。 (2021年12月25日 18時) (レス) id: a08fb6267c (このIDを非表示/違反報告)
天野陽菜 - 面白くてハマりました！更新頑張って下さい！楽しみに待ってます！ (2020年6月19日 22時) (レス) id: 70e2d8bd25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - 匿名さん» 教えて頂きありがとうございます。直しましたので確認を宜しくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 萩原研二の名前漢字が違います。 (2019年2月4日 0時) (レス) id: ffeb652265 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきはな | 作成日時：2019年1月15日 8時
