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第59話 ページ29

「私の言葉の意味…わかったかしら?」

ムー様の部屋から出て自室に帰ろうとした矢先

貴「大体は理解できましたよ。シェヘラザード様」

背後からシェヘラザード様に話しかけられた

貴「ですが、何故貴方は私をムー様に近づけようと?」

振り返りシェヘラザード様と目を合わせる

シェ「私はもう長くないの…だから、ムーを支えてくれる子が欲しかった」

そう言ったシェヘラザード様は寂しそうだった

シェ「そう思ってた時に貴方を見つけたの。黒いジンに愛された白いルフを持つ貴方を」

そっと髪飾りを撫でる

シェ「最初はただ気になっただけだったわ。でもね、貴方を見ている度に…貴方を我が子のように思ってしまったの。」

シェヘラザード様に抱きしめられる

シェ「我が子を傍に置いておきたいと思うのは普通のことでしょう?それに、ムーも貴方を気にいったようだし」

母とは本当はこんな感じなのかな

そう思いながらシェヘラザード様を見る

貴「私の母が貴方だったらどんなに嬉しかったことか…」

背中に腕を回すことなく離れて

貴「ごめんなさい。私は貴方の理想とは違います。自分の私利私欲の為だけに周りを不幸にしている…」

自身を抱き締めるように腕を回す

シェ「A…」

手を伸ばすシェヘラザード様を拒絶する様に

貴「私の目的は______です」

そう言い放ち走り去る


シェヘラザードside

Aが走り去った後

1人でAの言った言葉を呟く

シェ「私の目的は兄弟が幸せである事です」

その言葉の本当の意味は何なのかしら

あの寂しそうな顔も

理由の1つだとしたら

ティ「シェヘラザード様?何を言っているのですか?」

考え事をしていたから気づかなかったわ

シェ「ティトス…皆には内緒よ?」

ティトスはこくんと頷く

この子もAを気に入っている

気に入っているだけじゃない

シェ「後1ヶ月Aはレームに居る。その間はずっとAの傍に居てあげて?」

多分ティトスはAの事を

ティ「はい!任せてください」

愛してしまったのね

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爾ャ亜(プロフ) - ホッピーさん» ご指摘ありがとうございます。1度間違えると全て間違ってしまうので教えて頂き感謝します (2015年10月26日 16時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
ホッピー - 楽しく読ませてもらってます。ですが、一つだけ訂正を。アキレウスではなく、アレキウスです。 (2015年10月26日 16時) (レス) id: 36d7c8025c (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 頭蓋骨アルバートさん» ありがとうございます!更新なかなかできないですが、頑張りますっ! (2014年11月16日 22時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
頭蓋骨アルバート - おもしろいです!まえまえから楽しまに読ませてもらっています!!主人公ちゃんの性格とか結構すきです!これからも頑張ってください! (2014年11月16日 22時) (レス) id: c37582f3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 骸爛髄さん» ありがとうございます(∩∀`*)キャッ頑張ります(*`ω´*) (2014年10月26日 11時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爾ャ亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年9月26日 11時

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