☆飛行訓練 ページ24
その日の午後３時半。
俺達はグリフィンドールの仲間と一緒に初めての飛行訓練を受ける為、正面階段から校庭へと急いだ。
良く晴れた少し風のある日で足下の草がサワサワと波立っていた。
傾斜のある芝生を下り校庭を横切って平坦な芝生まで歩いて行くと、校庭の反対側に見える“禁じられた森”の遠く暗い木々が揺れていた。
スリザリンの奴等は既に到着しており、２０本の箒が地面に整然と並べられていた。
マダム・フーチがやって来た。白髪を短く切り、鷹の様な黄色い目をしている。
俺年取ったらあんな人になりてぇなぁ…。
フー「何をボヤボヤしているんですか。皆、箒の側に立って。さぁ早く」
その言葉に、皆は箒の隣に立つ。俺は自分の箒を見下ろした。
なんか古くね？;;
大丈夫なのこれ？;;
フー「右手を箒の上に突き出して」
マダム・フーチが掛け声を掛けた
フー「そして、【上がれ！】と言う」
マダム・フーチの言葉で、全員が上がれ！と叫んだ。ハリー・ドラコの箒はすぐさま飛び上がって手に収まった。
ふむ、やってみるか…。
『上g(ﾊﾟｼｯ ……』
…俺は見てない、何も見てない。
上がれと言う前に箒が勝手に上がった所なんて俺は見てない。←
周りを見ると飛び上がった箒は少なかった。
ハーマイオニーの箒は地面をコロリと転がっただけで、ネビルの箒に至ってはピクリともしない。
心の中でエールを送っとこう。
頑張れ二人とも！
次にマダム・フーチは箒の端から滑り落ちない様に箒に跨る方法を実演して見せ、生徒達の列の間を回って箒の握り方を直した＿＿
フー「さぁ、私が笛を吹いたら地面を強く蹴って下さい。箒はグラつかない様に押さえ２ｍ位浮上して、それから前屈みになって直ぐに降りて来て下さい。笛を吹いたらすぐですよ。１・２の＿＿」
ところがネビルは緊張と怖気の合わせた技に１人だけ地上に置いてきぼりを食いたくないと言う気持ちが加わって、マダム・フーチの唇が笛に触れる前に思いきり地面を蹴ってしまった。
フー「こら、戻って来なさい！」
マダム・フーチの大声を余所に、ネビルは抜けたシャンパンのコルク栓の様にヒューッと飛んで行った。
先生、慣れてもないのに戻って来いって無理がありすぎですよ…;;
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ぽー - 設定の嫌いなものの内２つが自分のことで草 (2022年1月15日 6時) (
レス) @page1 id: 0614e5eebb (このIDを非表示/違反報告)
猫猫猫(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年1月1日 2時) (レス) id: 89bc3b7647 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
RIR - 初コメ失礼します！とても素敵なお話をありがとうございます。続きがとても気になりますので是非更新をお願いしますm(._.)mわたしに続きをお恵み下さいww (2020年2月17日 20時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
綾華(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2019年5月22日 0時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ローリングパイナポー | 作者ホームページ：http//
作成日時：2018年10月7日 10時
