幼なじみ 2 (ﾁｬﾝﾐﾝ) (ページ7)

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イライラの原因ページ7

＝チャンミン＝

ガラッ

「あ…チャンミン､おはよう。」

早朝､Aが､ひとりで登校して来た｡
Aと二人きりは､久しぶりで､何故か､少し緊張した｡

「おはよ､A｡」
俺は､またノートを書き始めた｡

「チャンミン､ギュったん達は？」

「キュヒョンとミキなら､生徒会｡お前こそ､しあは？」

「あー､しあちゃん､今日は､ベッキョン君と委員会のお仕事で…｡」

「ふーん｡なのにお前は､ベッキョンって奴の片割れと一緒じゃないんだ？」

「片割れって…チャニョル君？なんで？私達､当番じゃないし｡」

(私達？…なんかムカツク｡)

…バタバタ…バタバタ…
ガラッ！

「やっぱり､いた！マイハニー､A！Good morning！」
朝からテンション高い奴め！

と思ってたら､Aに向かって､飛び付くようにハグを！

あまりの勢いに…A､固まってるし｡

！！！

やぁー！Aの首元にスリスリするなっ！やめろっ！(←心の叫び)

「あれっ？チャンミン｡今日は止めないんだ｡一応､言っとくけど､俺マジだからな｡」

「はっ？好きにすれば？」
クッソ､鼻で笑いやがった｡

「そ？俺もう遠慮しないから｡」
ニヤリ笑った｡

そして､ジョンスは､Aをギュッと抱きしめ､耳元で何か言った｡

「(今日の放課後､生徒会室に来て｡…必ず｡)」

「ジョンス君？どう…」
ジョンスの指を､Aの唇に当て､Aの言葉を遮ると､
「しっ｡…ダメだよ､内緒｡」
真っ赤になるA｡

「(じゃっ､A放課後に｡)」
また､耳元で囁くと教室を出て行った｡

「…｡」

「…｡」

しばらくの沈黙｡

「ジョンスの奴…なんだって？」(←小声)

「ん？何？」

「いや､…何でもない｡」ジョンスは､Aに何を言うつもりだろうか？

Aがあんなに､顔を赤らめるなんて…｡

あ～！イライラする！

「チャンミン､ごめんね｡勉強の邪魔だよね｡私､ちょっと出てくるね｡」
そう言って､教室を出て行ったA｡

「…｡」
違う…そうじゃないのに…言えなくて｡

すると､廊下から､Aを呼ぶ声が､聞こえた｡

この低い声…アイツか？

何しに来たんだよ！

俺は､静かに席を立ち､ドアの方へと足を運んだ｡

そして､Aとチャニョルの会話を､ドア越しに聞いていた…｡