S e v e n t y. F o u r. N i s s y. ページ31
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_______LOVE GUN ________
もう癖になってきてるでしょ?
早く、俺に繋がればいいのに
俺の眼に止まったら最後_____
もう逃れられないよ
誘惑するような俺の振りと、それをひらりとかわすようなAの振り
それが絡み合い、男女の色欲が、鮮やかに描かれる
呆れるくらいに、妖しく、夜を越える_______
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_______Girl I Need______
ただ、こうして幸せの形を、
不確かなものを、確かにしていけるものなら
その笑顔と、仕草に、魅入っていてもよかったかな
でも、運命は残酷なもので
俺には、君が必要だった
どうか、このまま、信じていていいですか_______
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PVの撮影が終わった時には、12時を回っていた
「…ふああ」
西「眠そうね」
「ん〜…眠い」
俺に体重を預けて、目を擦る
今にも寝てしまいそうなAを見て、少し笑顔になる
どうしても忘れられない
LOVE GUNの撮影
演出上、二人が絡み合うシーンもあって
そういう、行為風のシーンも撮影した
綺麗で、偽りでも、嬉しくて
その時、怖いくらいに、素直だった
演技にしては、素過ぎて、演技にしては、眼が綺麗すぎた
どうして、あんな眼だったの?
「…隆弘〜」
西「もうちょっとで帰れるよ、ありがとね」
今は、疲れたAを起こさないように、
ただお前を見つめることしかできないから
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スタッフ「あー、ほんとに寝ちゃいましたね」
西「大丈夫ですよ、俺が連れて帰ります笑」
クランクアップして、花束が渡され、挨拶が終わって、
俺のところに来たAは、倒れこむように眠ってしまった
西「あはっ、笑 かわいいねがお。」ボソ
一人で思わずにやけていた
ドン
「んー、…たかひ 、ろ…」
みるみる顔の色が変わっていく、Aに、なかなか気づけなかった
この時、気づいていれば
この時、ぶつかっていた人を知っていれば
西「綾野先輩?」
ぶつかってしまったのは、俺が信頼している、先輩で
剛「いたた、大丈夫?にしじ、」
全く同じ反応で
「…剛、くん」
剛「A、?」
ただ見つめ合うだけなのに、どうしてこんなにも
悲しそうなの?
あまりにも早く、歯車が、こじれていく
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サ エ ク ン ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう( ; ; )作り直しごめんね( ; ; ) (2018年2月22日 21時) (レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サ エ ク ン ! ! | 作成日時:2018年2月22日 20時