Be mine …

E i g h t e e n. ページ21

みさこは、ああやって励ましてくれて。



やっぱり大切な友達で。





その事実に少し頰が緩む。





《 誘ってるでしょ？》




そう言ってキスしてきた直也くんは、怖かった。

キスをされて…どんどん直也くんに、染め上げられる自分が怖かった。









與「あ！A〜」




「しんちゃん…」



與「どうしたん？元気ないやん。

うのちゃんになんかされた？」


「ううん、ちがうちがう(笑)

ていうかみさこの扱い！(笑)」



與「あ、ごめんやって(笑)



んー、とりあえず、俺はAのこと、




愛してんで？」




しんちゃんは、いつも私の心を読んだようにわかってくれる。


今だって、自分の気持ちがわからなくなって。





「うん…ありがとう。」







でも、愛してるって返せなかった。



與「…そろそろ、






堕ちてきちゃったん？」







え？






しんちゃんの言葉で、






一気に引き戻された感覚。





與「…俺だって、


何も知らないわけやないんやで？




みんな、今頃考えて、悩んでるんやろうな。Aのこと。




…でも、みんな忘れとるよなあ。







Aは、俺のやもんな」ﾆﾔ






しんちゃんは、


今まで見たことがないくらい、




怖くて、





私を興奮させた。




與「…じゃ、帰ろか。






帰ったら何があるかわかっとるよな？」









しんちゃんは、私の手を強く引いて、振り返って告げた。









與「もう一回俺で染め上げたるよ」









※次回やっとS司郎です〜

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