５２：言葉の意味と美しい人 ページ2
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M『 いくらAとはいえ……勝手に話すのは、ヒョンに悪いだろ 』
『 …でも、もうそこまで知っちゃってるなら…。私はオッパに、いい加減前に進んでほしいし、Aの恋だって応援したい 』
M『 それは俺も同じだけど…… 』
ウォヌ先輩に前に進んでほしいって、それは、彼が想っている人を忘れて別の人を好きになってほしいってことなのかな。
熱く語るソラと、困ったようにそれを宥めるミンギュくん。少し言い合いを始めたような2人を、頭の片隅でそんなことをボーッと考えながら眺めていた。……と、その時だった。
『 …ソラ、ミンギュ？』
聞いたことのない声が、私達の座っているテーブルのそばから聞こえて来た。パッと視線をそちらに向けた私は、はっと息を呑んだ。
ジュン先輩も十分かっこ良いと思ったけど……ほんとに同じぐらい、顔の整った男の人が、そこには立っていたのだ。
ふわふわの茶髪に、パッチリとしたキレイな二重を携えた目、きゅっと結ばれた唇。
小さな顔にそれらが詰め込まれた彼を見て、かっこ良いというよりは美しいという言葉が似合うのが、不思議だと思った。相手は男の人なのに。
それに、人に対して 美しい だなんて思ったのは、人生で初めてだった。……それにしても と、向かい側の2人を見遣る。
『 …あ、オッパ 』
M『 ヒョン！なんか久しぶりですね！』
『 うん、久しぶり。ていうかお前ら、何？また喧嘩してんの？』
ウォヌ先輩もジュン先輩も然り、ソラとミンギュくんには、イケメンな知り合いしかいないのだろうか。
『 違いますよ〜。ちょっとした話し合いです 』
なにそれ とソラの言い分を鼻で笑った彼だけど、何故か、嫌味はなかった。彼がイケメンだからとか、そんな単純な理由じゃない。きっと良い人なんだろうな というのが、オーラか何かから伝わって来たのだ。
彼は会話が途切れると、不意に、そのキレイな目をこちらに向けた。目が合うといきなり彼の視線に射抜かれて、思わず背筋が伸びた。
『 ……2人の友達？』
そう聞かれ あ、はい… となんとか答える。
『 ……声、なんか変だけど 』
M『 ああ、A、昨日まで風邪引いてて病み上がりなんですよ 』
私の声を聞いて心配するように眉を潜めた彼に、ミンギュくんが説明した。……うわあ、こんなイケメンにこんな変な声聞かせるの、ほんと申し訳ないし恥ずかしい……。
『 ふぅん、Aっていうんだ 』
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アオコ(プロフ) - ハローさん» お返事遅くなってしまいほんとうに申し訳ないです…！コメントありがとうございます！これからもよろしくお願い致します…！！！！ (2020年11月21日 1時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロー - 続き楽しみにしてます (2020年11月14日 22時) (レス) id: 5db7b589d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年10月18日 18時
