５３：件の人物はまさかの ページ3
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「 …あ、えと、鳴海Aといいます…！日本から留学して来ました…！よろしくお願いします…！」
早口でそう言って礼をする。頭を上げると うん、よろしく と彼は微笑んでくれた。
『 あー、えっと、俺はユン・ジョンハン 』
「 …ジョンハンさん… 」
『 ほら、前に言ったでしょ？ジョンハンオッパは、オンニの彼氏さんなの 』
そう教えてきてくれたソラの言葉に驚いて、思わず ええっ と大きな声が出た。ソラのお姉さんの彼氏さんって、確か、大学でめちゃくちゃ人気があるって言ってた人…だよね…？
ゆっくりと顔を上げて、ジョンハンさんを見つめる。改めて彼の顔をまじまじと見て、納得した。なるほど、これだけキレイな顔してればそりゃモテるわけだ。
「 …えーっと、ジョンハンさんのこと、ソラとミンギュくんから聞いてます…！もう、大学ですごく人気があるって聞いてて……それで今お会い出来て、ジョンハンさんが大人気だっていうの、納得しました…！」
イケメンに会うと、私はどうしても、緊張してしまうらしい。言った後に、余計なことを言ってしまったと思った。
J『 お前ら、Aちゃんに何吹き込んでるわけ？(笑) 』
M『 事実なんだし、悪口じゃないんだから別に良いでしょ 』
しれっとミンギュくんが言い返した時、誰かの携帯の着信音がどこからか流れた。…と、ジョンハンさんが自分のポケットを探り、そこからiPhoneを取り出すと もしもし と言いながら耳に当てた。その途端に表情が和らいだのを見て察した。……多分、ソラのお姉さん…そして、彼が付き合っている人だ、相手は。彼は少しの間だけ話すと じゃあすぐ行くわ と電話を切った。
J『 ごめん、俺駅で待ち合わせてるからもう行くわ 』
『 まーたオンニとデートですか？』
J『 付き合ってんだから当たり前だろ 』
M『 あ、ヒョン、偶には俺のことも遊びに誘ってくださいね 』
J『 はいはい。…じゃあな、ソラ、ミンギュ、…Aちゃんも 』
「 …あ、…はい…！」
ジョンハンさんは私達3人に手を振りながら去って行った。背中が見えなくなってから、いつの間にか全身に入っていた力をふっと抜く。
「 ……ソラのお姉さんの彼氏さん、ほんとにイケメンだったね… 」
小さな声でそう言うと、
『 オンニのこと大好き過ぎるのが偶に気持ち悪いけどね 』
なんて、ソラは毒を吐いた。
………そんな、時だった。これまでの、ソラやミンギュくんとの会話、ウォヌ先輩の様々な表情が、頭の中を駆け巡った。
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アオコ(プロフ) - ハローさん» お返事遅くなってしまいほんとうに申し訳ないです…！コメントありがとうございます！これからもよろしくお願い致します…！！！！ (2020年11月21日 1時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロー - 続き楽しみにしてます (2020年11月14日 22時) (レス) id: 5db7b589d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年10月18日 18時
