15少年少女のある素敵な日 ( 6 )

夢と現実 ページ20

HS side





重低音が鳴り響く練習室。








「オッパ！！！！！！！！！！」





うるさい練習室でも響き渡るその声にみんなが振り向く。





MH「あ、A」



JN「、わ、びっくりした」







走って飛びつくなんて今の年でなかなか出来ない。


受け止めるジュナもジュナだ。






YJ「オッパ、、、大好きだから、ごめんね」




JN「ん、おはよ


Aのことだから、布団から出てこないかもなーって話してたんだけど(笑)



きてくれたんだね〜よかった」




優しく背中を撫でるジュナ。




YJ「変な夢みちゃって、寝ぼけてたの、、



ちょっと最近疲れてて、、オッパに会えなくて寂しかったからかもしれない」




DN「たまにヒョンに怒られてる夢とかみてるでしょ？寝言うるさいし(笑)」



HS「ごめんなさいごめんなさいってか？？


お前は寝てても元気なんだな(笑)」




YJ「昨日はどうしたらいいのかわかんなくて、、、久しぶりだったのに、、」




JN「大丈夫だよ。もう泣かなくていいから」




YJ「ギューして」




JN「汗かいてるけど気にしない？」




YJ「ん、だいじょぶ…」






JN「じゃ、おいで」






すっぽり収まる姿に思わずニヤけてしまう。


普段、女として見てない訳ではないけれどこういう所で実感する。





MH「もう一人で泣くのはダメだからな？」





HS「ん？そういうときはスングァナ起こせって言っただろ」




YJ「起こしたよ、、でもスングァナと話したら胸が苦しくなる。」



HS「なんだよそれ、、スングァナにAのこと任せてあるのに」





YJ「だって……」





HS「だってじゃない」



YJ「オッパ怖い……」




HS「Aが変なこと言うからだろ」




YJ「……」




MH「せっかく終わったのにまた喧嘩？(笑)」







DN「あー、ヒョン。Bメロから始めなきゃ」









JN「A？さっきまでの流れ今から説明するから見てて」







YJ「あ、うん」






HS「ヤーー俺を置いていくなよ」







YJ「オッパもありがと……今日は遅れてごめんなさい。」




HS「そんなことはどうだっていいんだけど……気を付けろよ。俺はAのことが心配なだけなんだから」


YJ「はは、ありがと……オッパに心配されるなんて明日は雪降るかも」




DN「じゃあ明日は暖かくしなきゃ」



YJ「そうだよ！風邪引いちゃう」








次の日、本当に雪が降り始めたのは、いつまでもAのすべらない話になった。

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