男装生活とその日常について３ (ページ23)

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＿「いらっしゃい、二人とも」

WZ「なんだ？」

SG「ウジヒョン！ウジヒョンの分も多分ありますよ！」

WZ「なにが？」

VN「はあ～、面白かった」

＿「二人ともちゃんと買い物出来たの？」

SG「この子全然だめ！Aヒョン、どんなしつけ方したの！」

＿「良い子に育てたはずなんだけどなぁ……」

ボノニの笑い声につられてAも笑うと、スングァニが呆れたように溜息をこぼした。

WZ「で、なに？」

＿「ああ、お昼ご飯を二人が作ってくれるって」

VN「ウジヒョンもう昼飯食べた？」

WZ「いや、まだだけど……」

SG「任せてください、僕達はウジヒョンにも感謝してますからね」

WZ「なんなの？」

＿「慰労してくれるんだって」

VN「先週三人で買い物に出た時、Aがシューズ買ってくれたから」

SG「そのお礼に！」

WZ「なるほどな」

そう言えば三人が出掛けたと少し前に聞いたような。

きっと、そのことを言っているんだろう。

二人が跳ねるようにキッチンへ突入していくのを見ながら、Aに「お前は何買ったの？」と聞くと「何も」と首を振った。

弟二人に貢いで自分には何も買わなかったらしい。

そうだろうな、いつものパターンだ。

WZ「スングァニはまあ何でも出来るからいいけど、ボノニは大丈夫なのか？」

＿「どうかな……」

そう言った瞬間にキッチンから「うおっ」と低い声が聞こえてきた。

Aが眉を下げてオレに笑いかける。

WZ「手伝わないの？」

＿「それじゃあ面白くないでしょ」

WZ「スングァニは助けてほしそうにお前を見てるけど？」

＿「じゃあ見ないでおこう」

そう言ってAがクッションを掴みなおし、一時停止していた画面の中のミンギュを動かす。

きどった顔をするミンギュが、全くきどれていないように感じるのはメンバーだからだろうな。

Aの横顔をコーヒーを飲みながら見ると、さっきよりは断然柔らかく感じた。

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