男装生活とその日常について３ (ページ35)

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VN「じゃあオレもミョンホヒョンの部屋で寝ようかな」

＿「どうしてそうなった」

VN「え？一人は寂しくない？」

＿「一人になるために借りたんだけど？」

VN「なるほど……」

HS「オレも一緒に寝ようかな……」

＿「だからなんで？」

HS「だって一人は寂しいだろ」

VN「やっぱり？」

＿「まさか二人とも寝ぼけてる？」

Aが「早く寝たほうがいいよ」と、ひったくるようにホシヒョンから枕を奪い、ミョンホヒョンの部屋のドアを開ける。

部屋の中はいつもながらきちんとしている。

Aも同じことを思ったのか「君たちの部屋もこれくらい綺麗だったら……」と呟いた。

失礼だな。

ホシヒョンが「多少乱雑な方が安心するだろ！」ってAに正論を述べるけど、「わからない」と首を振られてしまった。

もちろんオレは頷いたけど。

＿「まあどっちでもいいよ、じゃあおやすみ」

HS「ちょっと待った」

閉まろうとするドアに、ホシヒョンが手を掛けて止めた。

ぐぐぐと力を入れてドアノブを引こうとするAはグループ内でも非力として有名だ。

残念ながらホシヒョンに勝てるわけがない。

＿「なに？なんなの？」

HS「久しぶりに夜が更けるまで語り合おうぜ」

＿「ホシとはしょっちゅう話してるし、もう夜は更けてるよ」

VN「オレは？」

＿「今日昼ご飯一緒に食べたじゃん」

HS「あっ、オレ今その言葉を聞いて腹が減った」

VN「そう言われるとオレも……」

＿「デリバリーしてもらったら？」

HS「太ったらどうする」

＿「良いんじゃない？もちもちしてるホシ、オレは好きだよ」

そう言われたホシヒョンが「んー……」と、明後日の方向を向いて目を細める。

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