29 ページ29
KAY side
・
・
____ガチャッ
・
?「おい、ケイヤ、大丈夫か?!」
・
誰か助けて____
そう願った瞬間、聞きなじみのない
優しくて低い声が
僕の名前を呼んだ。
・
「はあっ・・・はっ・・・ハァッ」
・
・
過呼吸になって随分と時間がたったように感じる。
もう意識が朦朧として
目を開けることもできない。
・
?「しっかりしろ、ケイ」
?「ヒョンたち、なにやってるんですか!」
練1「俺らは別になにも…」
・
誰かが
僕をいじめていた練習生たちと
言い合いをしている。
・
・
でも、もう限界だ。
・
・
僕は、朦朧とする意識を手放した。
・
・
・
・
「ん・・・」
・
・
気が付くと、真っ白な天井に
真っ白なベッド。
鼻にツンとつく消毒液のにおいが
そこがどこなのかを知らせる。
・
部屋には僕1人だけ。
・
もしかして、これは
母親と浮気相手が捕まった
あの日の記憶なのかな。
・
いや、今まで見ていたのは
夢だったのかも。
・
・
からっぽになった心と
口元に着けられた酸素マスク
ズキズキと痛む体。
・
あの頃と違うのは
それだけだ。
・
・
・
___ガラガラ
・
突然、ドアを開けたのは
父「ケイヤ…目が覚めたか」
「アボジ…」
SC「ケイ…!大丈夫?」
「スンチョリヒョン…」
アボジと、僕をいじめていたやつらを除いた
練習生のみんなだった。
・
・
HS「今まで気づいてあげられなくてごめん」
「えっ…?」
MG「俺…あいつらとケイは仲がいいと思ってた…」
HS「いつもあいつらとどこかいくから…」
MG「でも、ちゃんと俺らが止めておけばっ…」
「ちょっと待って、
なんでミンギュとスニョイヒョンが謝るの」
MG「…俺、悔しいよ…」
「…ぼくが、みんなに黙ってたから…」
SC「…そうだよ、なんで黙ってたんだよ…
俺ら家族じゃないのか?」
「…ごめんなさい…」
SC「辛いことがあったらつらいって
嫌なことがあったらいやだって
俺らはそれを言い合う必要があるよ…
家族じゃん」
「…ぼく、みんなと家族…?」
HS「あたりまえだろ?」
「…家族って、言っていいの…?」
・
・
・
793人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
だんご(プロフ) - もこさん» ありがとうございます;;そう言ってもらえると嬉しいです;; (2020年5月23日 19時) (レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
もこ - いえいえ!楽しんで読ませてもらっています。好きです! (2020年5月20日 21時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - もこさん» わ、ほんとですね…!ハンサンじゃなくてファンサンですよね()教えてくださりありがとうございます;; (2020年5月20日 7時) (レス) id: 089449a433 (このIDを非表示/違反報告)
もこ - 間違っていたら申し訳ないんですが最初のページの「幻想」ナムのハングル、幻の字が少し違う気がするのですが…。ここにハングル打とうと思ったらできませんでした。すみません。 (2020年5月19日 17時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - 3さん» わあ!初めまして!初コメありがとうございます;;控え目な感じ伝わっててよかったです;;これからもよろしくお願いします! (2019年5月23日 22時) (レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だんご | 作成日時:2019年5月10日 16時