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【よかった。ウジ先輩が作ってくれたデビュー曲、見た？】
“うん、MV見たよ。すごかった。”
12時ぴったしまで起きて待機してたし、メンバーの名前も全部わかるなんて言ったらドユンは驚くだろう。
それほどまでに、ドユンのデビューがまるで自分のことのように嬉しかったんだ。
突然、ドユンが私の後方に視線を向けて、驚いたように会釈をした。
表情から、どこかの先輩が来たのだろうとわかる。
振り返ると、seventeenのディノとドギョム。
【あ、お取り込み中だった？ごめん、】
そう呟くチャニオッパは、本当に申し訳なさそうな顔をしていた。
やめてよもう。
“そんなんじゃないです。同期！プレディスの！”
私がそう主張すれば、2人は納得したような顔をする。
【どっかで見たことあると思ったけど、会社の子だったの？やー、会えて嬉しいよ。デビューおめでとう。】
周りがパッと明るくなるような、目尻に皺のよった笑顔を浮かべたソクミニオッパ。
対するドユンは照れくさそうにお礼を述べていた。
ドユンはすでに、あっち側だ。
私も頑張らないと、なんて気合いが入る。
“というか、どうしました？”
なぜこんなところにいるのだろうと問えば、チャニオッパは困ったような苦笑いを浮かべる。
【あー、そうだった。ジウン、いきなり飛び出して心配で。】
いや、追いかけてくるの実の兄じゃないんかい。
と言うツッコミは心の中で抑えておく。
seventeenの皆さんは、どうも私に過保護な一面がある。
“らしいから、もう行くね。デビューおめでとう、応援してる。”
そう伝えると、ドユンは彼らしい爽やかな笑顔で、にっこりと笑っていた。
妹が帰ってきたとわかると、メンバーみんなが一気に視線を向けるのが分かった。
一気に投げかけられる心配の言葉の数々に、小柄だが気の強い妹は何も気にせず俺と両親の元へ戻ってくる。
ほんの数分いなくなっただけでここまで心配される子は、メンバーの兄弟の中でもジウンくらいだろう。
もちろんそれには理由がある。
父は、小さな会社を営んでいて、それを母が支えていた。
仕事で2人がソウルに来る際、妹は決まって宿舎へと預けられるのだ。
ある日、妹が消えた。
まだ10歳だったし、メンバーみんな大慌てでソウルを駆け回って探した。
結局、宿舎の洗濯機の中で寝ていたけど。
そんな事件もあり、過ごした時間も長く、俺から見てもメンバーは妹を溺愛している。
まあ、俺も。
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千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
