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ふらついたら、急に空中に体が浮いて、
『や、二宮降ろして！』
「黙って、」
怖い、怖い、
二宮が二宮じゃないみたいで、
『やだっ！ん、』
乱暴に、コトが進められる、
「さっきのやつともヤッた？」
『ヤッてない、』
「ふーん、どうだか」
こんな二宮は知らない、
怖い、怖い、怖い。
ぽろ、って涙が落ちて、
それとほぼ同時くらいに、二宮の動きが止まった。
「ごめ...俺、何やって...」
『、』
わたしからのいて、
ぐちゃぐちゃになってるんであろう服を整えてくれる。
「A。ごめん...ほんとにごめん...」
抱き起こされて、隙間なんてないくらい強く、だけど優しく抱きしめられて。
あぁ、とっても幸せだなぁ、って思ったの。
求められるなんかより、ずっと、こっちの方が、幸せ。
『二宮、』
「ん、」
『女の子には...優しくしなきゃだからね...』
「...(笑)分かってる」
優しくするからさ、
「俺のお嫁さんになって」
そう二宮が、優しく囁いた。
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2019年7月20日 15時
