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・A ページ13
『こんにちは、』
「いらっしゃーい」
いつものやり取り、
だけど違うのは、ここが俺んちだってこと。
『すご...おしゃれですね』
「まぁね、俺も気に入ってる」
きょろきょろしながら歩くから、
履きなれないスリッパで、マットの隅に躓いて、
「ほんと、危なっかしいね(笑)」
『すみません...』
そのまま、腕に力を入れて抱きしめると、
みるみる赤くなっていくのが、可愛くて。
『あの、雅紀さん？』
「ん？」
『恥ずかしいです...』
「そう？俺はすっごい幸せだけど」
『！』
より一層、顔を赤くしたと思ったら、
腕が、俺の腰に回って、
『私も、です...』
なんていわれたら、
もうたまんないよね。
「Aちゃん、好きだよ...」
『私もです、雅紀さん...』
俺らの恋はまだ始まったばかりだけど、
きっと、この先も幸せにつつまれてると思うんだ。
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2019年7月20日 15時
