年の差なんてクソくらえ【ゴウ】【アニポケ】 (ページ6)

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大志を抱く者のもとには星が降る② ページ6

「その夢すっごくいいね！全部のポケモンを捕まえたいって野望も、ミュウを仲間にしたいって夢も、とても素敵」

今日は空気が澄んでいて、星もよく見える。
Aはまっすぐに夜空を見つめて続けた。

「私もポケモンが大好きなんだ。大好きだからこそもっと知りたいって思う。だから、ポケモンを捕まえてみんなと友達になりたいっていうゴウ君の気持ち、分かるな」

心がスッと軽くなった気がした。
いままでこんなにも共感してくれた人がいただろうか。

もちろんサトシは俺の夢を肯定してくれてるけど、共感というほどではない。
あいつはトレーナーとして高みを目指しているけど、俺は少し違うし。
学校でも、授業に出ずにポケモンのことばっかり考えていた俺は、少し特別だったから。

ふと足元に何か触れたのを感じる。
もうごはんを食べ終わったのか、メッソンがすりすりと寄ってきていた。

「お、もう食事の時間は終わりかな。じゃあ家に戻ろうか」

「そうですね」

肌寒いと感じていた風は、いつのまにか心地よく感じられていた。
ポケモンをボールに戻して、家に帰ろうとしたその時。
空から星が降ってきた。