197日目 ページ46
綾瀬「……???今なんて言った????」
銃兎「だから、理鶯が渡してきたんだよ」
銃兎の言葉に固まる綾瀬。思考回路は今の一言で宇宙へと飛んでいったらしい。固まった綾瀬を他所に銃兎は経緯を話し始めた。
会議が終わり、さて解散しようとなった時理鶯が銃兎を呼び止めたのだ。なんだなんだとその声に左馬刻も止まり2人揃って振り向いた。
振り向き理鶯が手に持っていたのは数枚の紙。「どうしました?」と聞くとそれを手渡しながら理鶯は言った。
理鶯「昨日、綾瀬からぜひ火起こしに使ってくれと渡されたのだが何か大事なものな気がしてな。どうか返してあげて欲しい」
銃兎「これは…………」
左馬刻「ぶっ……だっはっはっ!!!んだこれ!!」
顔を引き攣らす銃兎と大爆笑をする左馬刻。点数を見てついに銃兎は片手で顔を覆った。そしてそれをカバンにしまい、家へと車を飛ばしたのである。
ここまでの話を綾瀬は聞いていたにも関わらず現実逃避のためか再びファンタグレープを口に入れた。
銃兎「だから呑気にファンタ飲んでんじゃねぇよ!!!」
綾瀬「はぁ……自分で燃やすべきだったか………」
銃兎「話を聞け!そして燃やすな!!」
綾瀬「聞いてるよー……」
「はぁ……」とため息をこぼし綾瀬はソファーに寝転び始めた。反省の色は全く見えず銃兎の怒りもそろそろ爆発を迎える。
それでもなんとか怒りを抑えながら銃兎は綾瀬に「勉強はしたのか」と問いただした。
綾瀬「したした。ちゃんとした」
銃兎「じゃあなんでこんな点数なんだ」
綾瀬「ね〜不思議だよねぇ〜……まぁ、将来生物とか使わないし。大丈夫だよ。多分」
完全に反省する気のない綾瀬。ついに銃兎は怒りが頂点に達したのか自分の眼鏡を中指で押し上げた。
銃兎「綾瀬。」
綾瀬「んー、なに?」
銃兎「これから1週間、寄り道禁止です」
綾瀬「はー………え"っ」
銃兎「1週間真っ直ぐ家に帰ってきてテストの復習をすること。」
綾瀬「……もしかして1週間毎日……?」
銃兎「ええ、もちろん。あ、2週間に伸ばしてもいいんですよ?」
綾瀬「いやいやいやいや、それはいらない。いらないけど復習って、そんな、誰が私を見張るの」
銃兎「それは心配いりません。理鶯に頼みますから」
綾瀬「はぁ?!?!」
銃兎「1週間ミッチリ、反省してくださいね??」
その後綾瀬は1週間休みなく理鶯に勉強させられしっかり反省した。
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時