177日目 ページ26
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綾瀬「これは私の勝ちよ。さぶろーた」
三郎「…………。」
綾瀬「次何する?あ、将棋する?」
三郎「…………。」
綾瀬「将棋どこにしまったっけなぁ」
三郎「…………ねぇ」
綾瀬「あ、あった。将棋するの久々」
三郎「ねぇってば!!」
あれから晩御飯を食べ終わり時間は20時半となった。暇だから遊ぼうという綾瀬の提案に流されるがまま三郎はボードゲームに付き合うものの何も聞いてこない綾瀬についに痺れを切らした。
現在時刻は21時半。そんな時間までまずこの家にいていいのか。というかいつまで遊ぶんだ。言いたいことが沢山ある中で三郎は一番大事なことを聞くことにした。
綾瀬「え、ゲーム飽きた……?」
三郎「そうじゃない!!そうじゃなくて………」
綾瀬「?」
しかし三郎が言いたいことをいまいち分かっていない綾瀬はとりあえず話を聞こうと将棋を出すのをやめ三郎の向かいに座り直す。
「どしたの?」と綾瀬が聞くと三郎は目を逸らしながら気まずそうに話し始めた。
三郎「なにも、聞かないのかよ」
綾瀬「はい?」
三郎「僕がヨコハマにいた理由とか帰らない理由とか、聞かなくていいわけ?」
綾瀬「いや、まぁ、別に………」
三郎「………。」
綾瀬「あ、逆に聞いて欲しかったの?え、なんかごめんね。じゃ、あ、聞こうか?聞いた方がいい?いいよほら話してご覧」
三郎「誰が話すかよこのバカ!!!!」
綾瀬の聞き方が相当気に食わなかった三郎はイラつきを覚えテレビへと視線を写した。
そんな三郎に「ごめんごめん、うそうそ」と機嫌を直させようとする綾瀬はさっきとは少し違う割と真剣な感じで話し始めた。
綾瀬「あー、ほら。さぶろーた泣きそうな顔してたし」
三郎「は……?」
綾瀬「いや、駅で見た時。触れちゃダメなやつかなと思って。それにその不貞腐れた顔。」
三郎「な、なんだよ」
綾瀬「朝喧嘩して学校行かないって拗ねてる山田の顔とそっくりだから、兄弟喧嘩でもしたんでしょ?」
言い当てられて三郎は驚くも綾瀬からしたら普通のことだった。何より姉弟だし。する行動はだいたい同じだろうっていう単純な考え方。
内容は聞いてもいいのか分からずただ触れなかっただけ。
綾瀬「じゃあ、真剣に聞くね。何があったの?」
綾瀬の真っ直ぐな目にそらすことも出来ず三郎はぽつりぽつりと話し始めた。
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時