175日目 ページ24
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三郎「勝手に上がっていいのかよ」
綾瀬「大丈夫だよ。どうせお兄ちゃん帰ってくんの22時とかだし」
三郎「ふーん…………お邪魔します……。」
結局綾瀬の買ったものは三郎が全て持ってくれたため、割と楽して帰ってこれ綾瀬の気分は少し上がっていた。
一瞬銃兎に連絡しとこうが迷ったがめんどくさそうな反応が帰ってくる気しかしなかったのか静かに携帯をポケットにしまった。
いつも通りのテンションで買ってきたものを冷蔵庫につめる綾瀬に対し、初めてこの家に上がる三郎は少しソワソワしている。
三郎(綾瀬の家……割と広いんだな…………)
綾瀬「さぶろーた」
三郎「な、なに」
綾瀬「晩御飯何がいい?」
三郎「ばんごはん……?」
綾瀬「そう、晩御飯。あ、家でもう食べた?」
三郎「いや、そういうわけじゃ…………」
綾瀬「じゃあ何がいい?」
三郎「なんでもいい」
三郎からしたら拾ってもらった上に家にまで上げてもらいこれ以上なにか迷惑などかけるのは忍びない。
そういう思いで「なんでもいい」と言ったのだが綾瀬にはどうも伝わらなかったようで。
綾瀬はもう一度「何が食べたい?」と聞いた。しかし三郎はまた「いや、だからなんでもいいってば……」と返す。
その言葉に綾瀬は眉間にシワを寄せ、ため息をついた。
綾瀬「さぶろーたね。そんなんじゃ彼女に嫌われるからね」
三郎「いや急になんの話だよ」
綾瀬「せっかく女の子が何食べたい?って聞いてんのになんでもいいとか。モテないよ」
三郎「お前にモテても嬉しくないから」
ぶつくさと文句を言いながら料理を始める綾瀬の後ろ姿に仕方なく三郎は口を開いた。
三郎「ハンバーグ」
綾瀬「ん?」
三郎「ハンバーグが食べたいって言ってるんだよ」
綾瀬「さぶろーた………………ミンチ買ってないから無理だわ」
三郎「なんなんだよお前は!!!」
「お前こそ絶対彼氏出来ないだろ!!!」だの「なんでわざわざ聞いてきたんだよ!!!」と三郎の口から出てくる文句を背に綾瀬はあはは〜と料理を作り始める。
綾瀬の「残念ながら今日の晩御飯はエビフライでーす」という言葉に「決まってたのかよ!!!」と突っ込む三郎。
会った時よりも元気になったなぁなんて思いながら綾瀬は手を進めた。
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時