山田家長女と入間家長女の日常 ２

58日目 ページ20

「失礼しました。」そう言って銃兎と綾瀬、一椛は生徒指導室を後にした。









銃兎「仕事があるので仕事場に戻りますから。帰りも遅くなるので今日は左馬刻の家にでも行っといてください。」



綾瀬「………………。」



銃兎「返事は？」



綾瀬「…………はい。」








睨みをきかせ不満げに返事をする綾瀬に銃兎はため息をする。








銃兎「一椛も、ご迷惑をかけてすいませんでした。」



一椛「そんな……！！！悪いのは入間じゃ……((綾瀬「山田帰るよ。」…………。」








顔も見たくない。そうとでも言うように綾瀬は銃兎に背を向け自分の教室へと帰っていった。



一椛もそれを追うように銃兎に「すいませんでした」そう告げてから走り去って行った。









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一椛「入間！！入間ってば！！！！どこ向かってんの？！？！」



綾瀬「山田の家」



一椛「はぁ？！」









綾瀬は歩くスピードを変えることなくただ真っ直ぐ一椛の家へと直行する。



何回か山田家へ行ったことがあるため一椛より前を歩き一椛はその後を追いかける。



気がつけばもう山田家の目の前で綾瀬は一椛を待つことなくインターホンを押した。








綾瀬「入間です。一郎さんいますか」

一椛「ああああああああ！！！」









インターホンの向こうからはなかなか声が聞こえず、留守なのかと思いきや




ドアの向こうからドタドタと音が聞こえてくる。









ガチャ))









三郎「お客さん来てんだから静かにしろよ低脳！！」




二郎「三郎は黙ってろ！！兄ちゃん聞いてって…………あああああああ！！！！」




一郎「二郎うるせぇぞ！！！」

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