山田家長女と入間家長女の日常

37日目 入間家の夜 ページ43

綾瀬side









デデデーデッデデ、デデデーデッデデ、デデデーデッデデ、









綾瀬「ふぉーりら〜ふぉーりら〜」









どうも入間綾瀬です。頭の中はなんかシャンパンの曲流れてます。



どこで聞いたんだっけかなぁ。


なんて思いながらカバンの中から鍵を出しドアに差し込み鍵をひねる。









ガチャリっと上下なったのを確認しドアを開けようとしたら




((ガッ



綾瀬「？？？？開かない。」









もう一度上下に差し込み鍵をひねりドアを開けるとドアが空いた。



んん？？？朝閉め忘れたのかなぁ。朝閉めたのお兄ちゃ…………私か。



えー泥棒とか入ってたらどうしよう〜



とか考えながらドアを開けると





美味しそうな匂いが漂い明らかに料理をしている音が聞こえてきた。









銃兎「お、おかえり。」



((バンッ









.









ん？今誰かいた？？ん？？？？


いやいや。そんなまさか。









銃兎「何やってるんですか？」

綾瀬「なんでいるんですか？？」









ドアの前で頭に？を浮かべているとエプロンをつけたお兄ちゃんがドアから出てきた。









綾瀬「仕事は？」


銃兎「今日は早く終わったんだよ。」









早く着替えてこいと言われてとりあえず部屋に入り制服から部屋着へと着替える。



あ、そういえば。と思いカバンの中から袋を取り出す。









綾瀬「お兄ちゃん。これお土産」



ご飯の方は完成したのかもうお皿を並べ始めているお兄ちゃん。









なんだこれ？と袋を受け取ると知らないのかなんなのか微妙な反応を示した。




綾瀬「新宿に新しく出来た肉まん屋さん行ってきたの」



銃兎「へえ〜温めて食うか。」









そう言ってレンジまで温めに行くお兄ちゃんの後ろ姿を見ながら自分の席に座った。

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