山田家長女と入間家長女の日常

31日目 ページ37

一椛side




「あ、ああああああああ！！！！！い、入間さんの！！！」






寝不足気味のお兄さんは突然大声を上げた。




怖い()


てかなんだ銃兎さんの知り合い？






入間が銃兎さんの妹と聞いた途端お兄さんは自分の胸ポケットから一枚の紙を取り出し両手でそれを入間に渡した。





「お、おれ、こういうもので……！！」




入間は差し出されたそれをなんの抵抗もなく貰うが見た瞬間眉間に皺を寄せた。




一椛「どったの？」

綾瀬「これなんて読むの。か……かん…？？」




どれどれと除くとこれまた珍しい漢字が並んでいる。



"観音坂独歩"



入間は確かに賢いけど賢いのは数学とかそっち系なわけで国語は漢字はあまり得意じゃないんだよなぁ。



本読んでるくせになぁ。




一椛「かんのんざかだよ。かんのんざか。かんのんざかどっぽさん」


綾瀬「へぇ〜よく分かったね。」




あたしが名前を音読した瞬間なぜかその観音坂さんはパァァァアと音が着きそうな顔をする。



なんで。怖い。



独歩「名刺を受け取ってくれた、、、、」





えええええええそんなことで喜ぶの今の人って。なに。ええええこわい！！！！



ていうか後ろの人が挙動不審過ぎてきになるんだなさっきから！！！！！






独歩「えっと後ろのやつは伊弉冉一二三って言います。いつもこんなんなので気にしないでください。」






気にしないでください？！？？！！気になるわ！！！！！！








綾瀬「私、入間綾瀬って言います。改めてよろしくお願いします。」





え？ほんとに気にせず話進めるんだけどこの子。なんで？




綾瀬「それでこっちが………………Buster Brosってわかります？？」




独歩「あああああああああの怖い高校生がいる…………」




綾瀬「その妹です。」




妹と聞いてまたひいいいいいとビビり出す観音坂さん。


怖い高校生…………二郎か……あの低脳何したんだよ。





一椛「あー、山田一椛って言います。高校生のくせに低能な兄がご迷惑かけたみたいですいません」





口角上がってる？大丈夫？？顔ひきつってない？？？？？





綾瀬(顔引きつってんなぁ)

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