山田家長女と入間家長女の日常

27日目 ページ32

綾瀬が1つ目のケーキを食べ終わり2つ目のケーキをお皿に乗せた時一椛がふと呟いた。





一椛「有栖川さんと入間は似てるよね。」





帝統「はぁ？？どの辺がだよ！どう見ても似てなくね？？？」





そういい帝統は自分と綾瀬を交互に指をさした。





それを聞き一椛「うーん」とケーキに夢中の綾瀬を見る。





一椛「考え方？っていうかそういうのが似てるなぁって」




帝統はまた「はぁ？？」っと訳が分からないと言った顔をする。





綾瀬の名前が出たところで次は幻太郎が話を振った。




幻太郎「そういえば、あなたは確かMTCの入間銃兎の妹ではありませんでしたっけ？」




綾瀬はケーキを食べる手を止めずに目線だけ幻太郎にむける。




綾瀬「そうですけど」




帝統「なんで幻太郎が知ってんだよ？」




幻太郎「ラップバトルの1日前に中央区でMTCの皆さんといたのを見かけたんですよ。」






帝統は聞いた割にあまり興味が無いのか適当に返事をしケーキを食べるため再び手を動かし始めた。






乱数「あんまり似てないんだよね〜」




と乱数も2つ目のケーキに手を伸ばした。





幻太郎は純粋に疑問なんですが、と話を続ける。





幻太郎「なぜBuster Brosの妹とMTCの妹が仲がいいんですか？確かリーダーである碧棺左馬刻と山田一郎は犬猿の仲と聞きました。お互いのディビジョン同士お2人が仲いいのをよく思わない人がいたりあまりよくないと「なんで？」……はい？」







綾瀬「仲悪いのは左馬刻くん達と一郎さん達でしょ？そこに私達は関係ないし。」






綾瀬はケーキを食べる手を止め幻太郎の会話を遮ったが再びケーキに手を伸ばす。




綾瀬「ていうかどうでもいいんだよね。左馬刻くんの考えも一郎さんの考えも。お互いの意見が食い違ってるとかだから何？みたいな。私からしたら2人が揉めようが解決しようがそれで私の人生左右されるわけじゃないし。それにあの2人が仲悪かろうが仲良かろうが私と山田の関係は変わらない。」

28日目→←26日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す