幼馴染みが将軍になっていました。

千羅「計画、開始。」 ページ32

〜千羅side〜



さっきの言動、驚いたやろ？w

まぁ、見とき。


千羅「落としたかぁー？」

麗乃「は、はい...」

千羅「化粧道具貸し。」

麗乃「千羅様、何を...？」

千羅「じっとせぇ。」

麗乃「はい...」




千羅「これから、こんぐらいの化粧にしとき。」

麗乃「！？...承知致しました。」

千羅「うん、まぁ上出来やな。」

千羅「で、麗乃姫...めんどいから麗でええか？」

麗乃「かまいませんが...」

千羅「んじゃ麗、お前なにができる？」

麗乃「えぇっと...箏と、書道と、華道でございます。」

千羅「茶道と礼儀作法は？」

麗乃「礼儀作法は、一般常識程度に...茶道は、私はお茶を嗜むのが少々苦手でして...」

千羅「ほぉん。」

千羅「お姫様としてはお茶嫌いからやな。」

麗乃「はい...？」

千羅「麗、これからは俺と共に行動してもらうわ。」

麗乃「へ...！？」

麗乃「な、なぜですか！？な、何故私めが千羅様と共に！？」

千羅「細かいことは後々わかるわ。なに、他に文句でもあんの？」

麗乃「あ、ありません...」

千羅「ならええわ。」



千羅「ほんで、今日から俺の身の回りの世話をしてもらうわ。」

麗乃「！？」

千羅「ほい、これ。」

麗乃「これを着ろ、と？」

千羅「その方が動きやすいんよ。柄も悪くない、通気性抜群やで。」

麗乃「き、着替えてまいります...」



麗乃「(千羅様が考えてらっしゃること、私には分からない...)」




んふふ、何考えてるかわからんって顔しとるなぁwww

まぁ、父さんと母さんに対するあの態度とかを矯正する意味もあるんけど、本命は...


まだ、教えんとこうかな？ww





麗乃「ど、どうですか？」

千羅「んー、赤というよりかはピンクの方が似合う気ぃするけど、まあ、ええんちゃう？」

麗乃「あ、ありがとうございます。(ぴ、ぴんくって？)」

千羅「身の回りの世話って何するかわかる？」

麗乃「お食事、お着替え、掃除洗濯、遊び相手でしょうか？」

千羅「あとそれしながら俺が変なことせぇへんか見とかなあかんで。」

麗乃「...いやです。」

千羅「ん？」

麗乃「なぜ、私が女中のようなことを！？」

千羅「はぁ...」

千羅「言うたやろ、さっきの態度を正すって。」

麗乃「で、でも、これとそれになんの関係が！」

千羅「いずれわかるって言うとんのや。...お前、俺に従わんと追放やで。」

千羅「女中のようなことをするっていっても地位は変わらんのやで。なんか文句あるか？」

麗乃「？？？？」→←『なんかヤバいのきた...』

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