化け狸の跡取りは

せ「今はやまだぬきはう○こやないで」 ページ16

〜うらたside〜



せ「やまだぬきって兄弟なん？」

う「違う。先代が拾ってきた孤児だ。護衛に育て上げ、今は俺の秘書。」

さ「よなぁ。やまだ、お目目黒いもん。」

し「...あー、うらさん以外の兄弟みんな目赤いもんなぁ...」

う「やめろ...だいぶ前に話しただろ。」

せ「え、マジ？」

う「.....あ、あの時まだセンラ産まれてねぇな、坂田も。」

させ『何年前よ！？！？』

う「....俺らがー、えっと？」

し「ちょうど300の時。」

う「うわぁ...1000年前？」

せ「()」

さ「俺らが産まれたんがその年？うっわぁ...」

う(1300)「そうだな...っておい、名前の横に年齢かくな。」

し(1300)「ひゃはははwwwwwwwって俺もか！？www」

さ(1000)「(´；ω；｀)」

せ(1000)「俺らも年取りましたねぇww」

ちなみに、俺とまーしぃは人間でいう26歳、坂田とセンラは20歳だよ。




さ「あ、話逸れた。」

う「....あんまり話したくないけど、志麻だけにって訳にもいかないよなぁ...」

し「大丈夫やろ、こいつらは"俺らが"育てたんやから。」

う「...まぁ、そーだな。」

う「ほかの兄弟の目が赤いのはな、なんていうか、その...」

琳音「出来損ないの証ですよ。この目は。」

う「...琳音、部屋から出ろ。今すぐに。」

琳音「...兄上が後でお見えになります。失礼。」



し「い、今生きた心地がしなかった()」

せ「あ、やったこいつ。って思いました()」

さ「....おぉ、俺生きてる？」

しせ『生きてる。』

う「なんつう会話だよwwww」



う「あーー、それでな？まぁ、琳音の言ってたことは嘘じゃないんだ。」

う「ほとんど俺のせいなんだけどさ、みんなの目が赤いのは、当主の血を上手く引き継げなかったせいなんだ。」

さ「と、言うと？」

う「俺の力が強すぎて、母上にまで、影響を出してしまったんだよ。」

う「俺の力の干渉が酷すぎて、親父の血をほかの兄弟に多く引き継げなくなってしまったんだ。」

し「親父さんの兄弟は目が緑のもおるやろ？」

せ「うん。」

し「それは、うらさんほど妖力が強くないから母体に親父さんの力の干渉がほぼゼロに等しかったんよ。」

し「でも、うらさんは最強やろ？だから想定外が起きちゃった訳。」

う「それを聞いた琳音は......まぁ、ちょうど500の時からあぁなんだ。」

せ「それ、うらたん悪くなくない？」

しさ『それな。』

う「いや、あの子に話した俺が悪いんだ。...そりゃそうだ。実の兄に、力を奪われたも同然なんだからな。」

優「壮絶ぅ...」→←う「 琳音はどーしたもんか...」

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