まふまふさんはフォロワーさん。

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「い、いよいよ打ち合わせ当日ですね…」


「…顔色悪いけど、大丈夫？」


「『歌ってみた』のMIXしてたら、朝を迎えてました…」


「…お疲れ様」



間宮先生と会うのに、こんなに疲れた顔だなんて…
なんであんなに作業溜めちゃってたんだ、僕……



「あれ、打ち合わせってどこででしたっけ？」


「んー、なんか聞いたことないカフェ…？」



わざわざ打ち合わせに使うカフェ…ってことは……！！



「間宮先生が行きつけのカフェですかね！？いつも打ち合わせしているカフェとか！？？」


「おぉ…そ、そうじゃない？」


「やった！早く行きましょ、そらるさん！！」


「いや、タクシーだから…運転手さんを急がせないの」



そんなこんなでオシャレなカフェに到着したんだけど…



「なんて言って入ればいいんだろ…」


「間宮先生がLIMEで、店員さんに『打ち合わせに来た』って言えばいい、って言ってたけど」


「じゃ、じゃあ入りますか…」



カランコロンと音を立てて扉が開いた。
可愛いエプロンを着た店員さんが、僕達の方に来る。



「いらっしゃいませ、何名様ですか？」



にっこりと効果音が付きそうな笑顔を浮かべて聞かれた。



「え、あ…2名様、です…？」



…なんだ、2名様って…

こういう時にコミュ障って嫌になるよね…！
店員さんもクスクス笑ってるし！そらるさんなんて呆れてるし！！



「あの、『打ち合わせに来た』んですけど…」


「あぁ、間宮ちゃんの！こちらです〜」



おぉ…すんなりと案内された…
『間宮ちゃん』って呼んでるってことは、やっぱり常連さんなのかな？


どんどん奥に進んで、一番奥のテーブルに案内された。
周りの席にも、お客さんあんまりいないし…打ち合わせを考慮してくれてるんだ…


四人テーブルの、二人分が座られている。
…間宮先生と、美奈さんかな



「間宮ちゃん、連れてきたよ」


『あ、ありがとう』


「いえいえ、ごゆっくり〜」



あれ？間宮先生の隣の人、美奈さんじゃない…？
誰だろ…僕達のことを見て目を輝かせてるし、リスナーさん？

でも、関係のない人を打ち合わせに連れてくるかな…？



「えっと、そちらの方は…？」



座る前に、そらるさんが聞いてくれた。

ガタッと立ち上がってリスナーさん(？)は笑顔を浮かべて話し始める。



「初めまして！真桜の声優をやらせてもらってる、ルリです！！」


「え、真桜ちゃんの声優さん…！？」



生ボイスだ…！！！






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