39.選手宣誓 ページ3
「────ってことで、選手宣誓。入試1位の爆豪勝己！」
「…」
かっちゃんがポケットに手を突っ込んで台まで行くと、A先輩は笑顔で「さぁどうぞー！」と両手を広げた
「────せんせー、
俺が1位になる。」
「「「「「(絶対やると思ったァァァ…)」」」」」
周りからの酷いブーイングの嵐にかっちゃんは親指を下にして反論するが、その様子は前と違ってとても静かで本気の目をしてた。
先輩もそれが分かったのか、呆れた顔でいてほんの少しだけ口角が上がりほほえんでいた
…かわいい
────────
「────ふぅ、ミッドナイト先生お疲れ様です。次の種目は何ですか？」
「やァA！お疲れ様〜
次はかの有名な障害物競走だよ。見てな！」
とくに競技に出場する予定の無い私は先生達の待機＆見学のスペースに来た。同級生の方にも行きたいけど、弟の晴れ舞台はちょっと見たい。てかめっちゃ見たい。
おいで！とミッドナイト先生に手招きされてその隣にちょこんと座ると始まっている障害物競走が映されたモニターに目を向けた
「わ、1位轟くん…2位が勝己かぁ」
「今のところね…ただコース内なら何やっても許されちゃうから、逆転されるかもね！」
「そうですね、でも轟くんも油断ならないなぁ」
私がずっとモニターに映る轟くんを見てたからか、ミッドナイト先生は横から「ほほぅ…？」と妖艶に覗いて近づいてきたので慌てて身を引いた
「Aは年下派なの？」
「ちちちちちち違います！！！！」
何言ってんだこの人！！危ねぇ！！容姿も性格も危ない！！！
必死に手と首を振るとミッドナイト先生はかなり怪しむようにまた詰め寄ってきた
「じゃあさっきからその熱視線はなんなの〜？あ、Aの弟も同い年か…そーゆー関係？家とかで秘密の関係とかになったり────」
「してないです！！」
「嘘をつくお口はどーこかなぁ」
「んぅ、あっ…ちょ…！！」
ミッドナイト先生に(精神的に)やられて観戦どころじゃありませんでした。ごめんね勝己…許して。
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しあ - 神作としか言えませんね！ (10月27日 18時) (
レス) @page11 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - かっちゃんの「姉さん」呼び、シスコンな態度にきゅんとします(*´ω｀*)これからも楽しみにしております♪ (2019年3月2日 22時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
怪盗黒猫 - 面白い物語です！楽しみに更新待ってます！ (2018年8月6日 11時) (レス) id: 4410eb4403 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - 蛍月さん» 更新、テスト期間明けで滞ってしまいますがなんとか頑張ろうと思います……！ (2018年7月14日 21時) (レス) id: 6981c5c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(∩´∀`∩)！ (2018年7月14日 21時) (レス) id: 6981c5c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2018年7月12日 23時
