妖艶29 ページ31
「────っぷはぁ!!
風呂あがりのコーヒー牛乳最高……ッッ!」
「何何、コーヒー牛乳?
俺にもちょーだいっAちゃんっ!」
「えぇ、自腹で買ってよぉ」
烏野、白鳥沢、Aという順番で風呂に入った後、Aと天童は風呂場前の自販機コーナーにたむろっていた
また日常茶飯事な光景だが、それは傍から見るとリア充である。
すると風呂場近くの烏野の部屋から、日向と影山が出てきた
「────あ。翔陽じゃーん」
「フォァイッ……白布先輩ですよね!!
お久しぶりです、中学の時はお世話になりました!!」
ビシッと硬直しながら深々お辞儀をする日向に対してAはひらひらと軽く笑って「大丈夫」と返した。
それにへらっと笑って返した日向がAの隣を見ると天童と目が合った
「ゲッ……ゲスの人…………!!」
「あぁ?……ゲスの人」
「誰がゲスの人だヨ。
変人コンビがなんか用?」
天童はそのしなやかな腕の片方でAを抱きながら背の低い日向と眉間に皺を寄せた影山を睨んだ。
日向は怯えて、「とっトイレ……!」と便所に駆け込んだが影山はそこにいたままだった。
「……て、天童さん……?
そちらの、セッターの方は……なんて言う名前かお、教えてください……(……コラ)」
語尾に小さく暴言が含まれていた気がしたが、天童は気にせず目を細めて影山をじっくり見ながら口を開いた
「んーっ、情報をタダで教えたくないケド。
名前くらいならいいか。てか、どっちのセッター?二年?三年?」
「に、二年生かと……!」
「その子の名前は白布賢二郎だよん、影山君。
うちの弟でレギュラーセッターの超かっわいい子だよん、傷つけないなら近寄っても大丈夫だけどネ」
Aは目を細め、影山を見定めるように見上げながら天童の腕を引っ張り白鳥沢の部屋へと入っていった。
取り残された影山とトイレから出てきた日向は目を合わせて
「「白鳥沢……怖ぇ。」」
と言ったのだとか。
・・・・・・・・・・・・・・
「姉ちゃん何言ってんの……」
ちょうど自販機コーナーのところからは死角になる場所で白布はさっきのやり取りを聞いていたらしい
その顔は林檎のように真っ赤であった。
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涼竜(プロフ) - にわさん» ありがとうございます!!さっそくURL貼らせていただきます(∩´∀`∩) (2018年12月25日 5時) (レス) id: c5eea77953 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - もちろんです!! (2018年12月24日 22時) (レス) id: 51f4d469fe (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - awosann0104さん» 行けました!本当にありがとうございます〜!!美人すぎて罪ですね...イメ画コーナーに載せても大丈夫でしょうか...? (2018年12月23日 17時) (レス) id: c5eea77953 (このIDを非表示/違反報告)
awosann0104(プロフ) - このURLで行けると思うのですが… (2018年12月23日 16時) (レス) id: cee02f5d00 (このIDを非表示/違反報告)
awosann0104(プロフ) - https://dotup.org/uploda/dotup.org1725405.jpg_3mhqK6ScBvvRAQtVB8u0/dotup.org1725405.jpg (2018年12月23日 16時) (レス) id: cee02f5d00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2016年10月30日 0時