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妖艶15 ページ16

────二年前一学期







「んーっ!ふぁあ……ねっむ。」







教室で机に足を乗せ、欠伸をこぼすスポーツ推薦入学の天童覚は5時間目のHR中に憂鬱な気分に浸っていた。



スポーツ推薦のため多少勉学の誤差があるとはいえ、HRでの勉強うんぬんの話は正直よくわからなかった

まわりも少しスポーツ推薦だが、8割は頭で入った強者だ







生徒会長候補である、白布Aもその1人だ。







「眠そうだねぇ天童くん」







「んー、……白布サン?キミ席隣だったっけー」







「心外なー、」と頬をふくらませるA。

彼女は入学式で(色々)やらかしているので知らない者はこの学校にいないだろう


天童は机から足をおろすと未だ話をしている教師の視界から逃れながらAに向き直った。






「……天童くんってスポーツ推薦っぽいよネ

何部?」







「え、チョット、スポーツ推薦っぽいって何……

一応バレー部だよ、ここ全国いってるらしいんだよネ」







「へー、あたしの弟もバレー部だよん

たぶん白鳥沢入るけど、スポーツ推薦じゃないってー
でも賢二郎強いからねー!可愛い弟だよまったく……」







「ふぅん、スポーツ推薦じゃないのにバレー部入るって度胸あるよネ」








天童がそう呟くとAは灰色で黄色の混じった綺麗なつり目を細め、天童の椅子を掴み身を寄せた


一瞬、怯んだ天童だったがその妖艶なAの瞳に心を奪われて身動きがとれなくなっていた







「あたしの弟、なめてもらっちゃ困るよぉ

天童くんよりカッコイイとこあるんじゃない?賢二郎」







天童とAはそれを期に仲が良くなり、噂の(真実ではない)カップルになった

だいたいは天童の猛アタックのせいだが。








その1年後、本当にAの弟の白布賢二郎が入学して見事バレー部のレギュラーになったのだ。

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設定タグ:白鳥沢 , ハイキュー , 白布賢二郎,天童覚   
作品ジャンル:恋愛
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涼竜(プロフ) - にわさん» ありがとうございます!!さっそくURL貼らせていただきます(∩´∀`∩) (2018年12月25日 5時) (レス) id: c5eea77953 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - もちろんです!! (2018年12月24日 22時) (レス) id: 51f4d469fe (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - awosann0104さん» 行けました!本当にありがとうございます〜!!美人すぎて罪ですね...イメ画コーナーに載せても大丈夫でしょうか...? (2018年12月23日 17時) (レス) id: c5eea77953 (このIDを非表示/違反報告)
awosann0104(プロフ) - このURLで行けると思うのですが… (2018年12月23日 16時) (レス) id: cee02f5d00 (このIDを非表示/違反報告)
awosann0104(プロフ) - https://dotup.org/uploda/dotup.org1725405.jpg_3mhqK6ScBvvRAQtVB8u0/dotup.org1725405.jpg (2018年12月23日 16時) (レス) id: cee02f5d00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼竜 | 作成日時:2016年10月30日 0時

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