やめてください、キバナさん【ポケモン】

44話 ページ47

なんでーと泣くAに乱れたバスローブを整えてやりながらよしよしと頭を撫でて落ち着かせる。え？バスローブの中？見てから整えたに決まってんだろ(




「おちつくぅ」

「おーおー落ち着け落ち着け。そして寝ろ」




「……ｽﾋﾟｨ」
「マジで寝やがった。」





思ったよりすぐに寝付いたAの腰を抱き寄せてHeyロトム、と小声で呼ぶとバッチリツーショットを撮ってくれた。


ベッドへと運んでやる時、俺様は翌朝のAの反応を想像しながらに思わず口角が緩んだ。



━━━━





「……バナ、キ…………ナ」

「……おー？」


「キバナっっ！！」


「あっ！？んだよ朝っぱらから…って」



「これっ！！消して！！！」




恥ずかしそうに俺様の浮遊してるスマホロトムを指さしてるAに叩き起された最悪の朝だった。頭が痛い



ズキズキする頭を抑えてムクリと起きると俺様のスマホロトムは昨日の夜の例の写真を全画面にしてAに見せてたらしい。




消そうとして頑張ってスマホロトムを掴もうとするA。何度か手を伸ばしてたが諦めたのか大きなため息をつきながらぼふっと俺様の方に倒れ込んできた





「あきらめたかよ」

「んー頭痛くて」


「薬買ってこねぇとなぁ」



そうだね、とふにゃりと微笑むAに触れるだけのキスをすると恥ずかしそうにまたほんのり顔を染めるAに、
お前はこっちの方がいいぜ。と俺様は呟いた

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