やめてください、キバナさん【ポケモン】

34話※ ページ36

「……ふぁーぁ」


欠伸をして起きると朝日がまぶしくて思わず俺様は目を閉じた。
昨日のAの試合の生放送を見てまた寂しくなりすぐ寝たんだっけか。あまり覚えてない。


「…んぅ、」

「……は？A？」



呻き声と温もりがすると思って俺様の被ってた布団をめくると案の定バスローブ姿の彼女がすやすやと身を丸めて寝ていた。夜のうちに帰ってきたのか、目にはうっすら隈が見えた


「んー…………」

「……ん？」


寝返りをうってこちらに向いたA。穏やかな寝顔に思わずロトムを呼んで撮らせようとしたらある事に気づいた。
……バスローブがはだけて中に着てる下着が丸見えである。コイツは俺様を犯罪者にするつもりか。しかも横になってるからその、谷が見えてる(しっかり見てる)


「お前、ちょっと……起きろよ、朝から耐えるのしんどいぜ」


「んー、んっ。」


「がああああああ」



眉毛を潜めたかと思いきや急に抱きついてきたA。寝ぼけてるにも程がある、余程寂しかったのだろうか、

まぁ何がとは言わないが当たってるので俺様の理性はとっくのとうに限界を迎えてる



「……あれぇ、キバナ」


おはよぉ、と起きたばかりでニヘラっと笑うAの唇に吸い付くと彼女は苦しそうにか細い声と息を吐きながらも俺様に応えるように身を委ねてた。
耳元で聞こえる彼女の甘い声に朝っぱらから何してるんだ俺様はっ！！とやっと我に返った




「ひさしぶり、やっぱ寂しかったでしょ」


「……そりゃな。しんじまうとこだったわ」

「ふふ、それはやりすぎ」




今からご飯作るね、とバスローブを整えながらベッドから降りる彼女の首元には何時ぞやにつけた俺様の印。


「……っ！どうしたの？」
「んー、なんでもねぇよ」


何も気づいていないのか俺様の頬に手を添えてくるAの手に自分の手を重ねてもう一度彼女に接吻すると照れたように身をよじった。

「もうっ」と恥ずかしがりながらキッチンへと行ってしまった彼女の後ろ姿を見届けながら、俺様もまた今日のスケジュールの確認にスマホロトムを呼んだ


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ﾔﾍﾞｪ ｹﾞｷｱﾏ(事後報告)

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