32話 ページ34
「全地方チャンピオン会議的なものがあるんだが……そこにAいたな、この前まで衣装も雰囲気も違かったから全然気づかなかったが……」
「は?そんなのあんのかチャンピオンって」
「ああ、情報共有やポケモンに関する国際犯罪の事とかを話し合うんだ!
最近ではアローラ地方のウルトラ…びーすと?的な何かが暴れていてハンサムさんも参加していてな」
「へぇ……大変なこった。
んで、そん時のからAってどんなだったんだ?」
「あー、すっごい綺麗な人がいるなぁって思ったぐらいだな。
安心しろ、お前と違って手は出してないからな!!」
「余計なお世話だっつーの!」
ははは!と笑うダンデをジト目で見ながらコーヒーを啜っていると、またポケスタグラムに通知がきた
「おっ、またAじゃないか!
今度はなんだ?」
「……なんだこれ」
「ん?」
俺様が目にしたのは投稿時間が今になっている画像。カロス地方で有名らしいビュッフェに綺麗なドレスを着たAと料理を片手に持った金髪の三白眼の男がツーショットで映っている
「あ、この人は───────」
「黙ってろダンデ」
すぐさま電話をかけると「……もしもし?」と聞き慣れた鈴を転がしたような可愛らしいソプラノの声が聞こえて一瞬気を緩めてしまうが俺様は意を決して問いただした
「この男誰だ」
「……ん?あぁズミさんのこと、」
「私に何か様でしょうか。ガラル地方トップジムリーダーのキバナさん」
「…手ぇだすなよ人の彼女に」
「ふっ、お熱いですね。出せませんよ、私はどちらかというとAを護る役なんで。
勝手に電話を変わってすみません、それでは」
ブチッと切られた画面をじーっとまだ見つめていると、ダンデが「あのなぁ……」とため息をついた
「お前他の地方の情報知らなすぎだぜ!
ズミさんはカロス地方の四天王で2つ名が伝説のシェフ、後は「チャンピオンの執事」とも言われるんだ」
まぁ俺も最近知ったけどな!と笑うダンデに怪しい男じゃなかったことに安堵する
まぁそれでも嫉妬は残るが。
はぁーっと一気に力が抜けてカフェテーブルに頭をうちつけると目の前のダンデの慌てる声がする
……女に振り回される男ってのはこんなにも疲れんだな
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雑草のかきあげ(仮垢)(プロフ) - ポケモンに興味が湧かなかったのですが、今年新しいポケモンのゲームが出たということで占ツク内で面白そうなのを探してみることにしました。1番に出会ったのがこの作品です。めちゃくちゃ好きです。 (2022年12月19日 11時) (レス) @page13 id: dc942b8391 (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - @さん、あなたの言っていることの方が意味わかりません。人それぞれ考え方や価値観は違いますが私はあなたの言っていることを不快に感じましたし@さんの言っていることが間違いだと思います。あと、そんなことでコメントすんな。 (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - はじめまして!この作品の作成から約3年たっているのですが、今頃コメントさせていただきます!私もキバナさん大好きで、読んでるときにキュンキュンしながら読ませていただいてます!めちゃくちゃ好きです‼♡ (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 良かったらフレンドになってくれませんか? sw 1571 5879 0984です! (2022年11月2日 15時) (レス) @page13 id: aebff763ed (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - この作品、検索避けされてないですよ。やめてください (2022年10月2日 0時) (レス) id: 54a83e069f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2019年11月29日 11時