24話 ページ26
「……お手柔らかに、」
「うーん、無理かな!だってせっかくカロスの現チャンピオンさんと試合できるし」
「ヤローさん目が本気ですね……、
まぁいいです、受けて立ちましょう!!」
今日も平日。キバナさんはナックルジムに用があって朝早くから出た。私はここ最近休んでいたため、ジムチャレンジはしないけどなんちゃってジムチャレンジ的なことをすることにした。
つまり、最初のジムスタジアムから全部回っていくということだ。最初は優しそうなヤローさんだと思ってたが、彼は私をひと目見ただけでカロスのチャンピオンだと分かり目の色を変えて彼から勝負をしかけてきた。とんだロールキャベツ系男子である(違う)
「ワタシラガ!リーフストーム!」
「アシレーヌ、かわして
─────────急所にうたかたのアリア」
「キューン!」
「きゅ、急所……!?そんなことが、」
「ふふ、私だって一応チャンピオンです。
育て方によってポケモンは相性の常識をも覆す……
トドメのムーンフォース!」
「っあ!ワタシラガ……!」
私の地方に合わせてダイマックス無しという相手に不利な状況だったのにもかかわらず、ヤローさんは的確な采配をしていた。最初のジムチャレンジの相手とは見えないほどの実力だったけど……この人の人柄がそうさせたのかな。
ヤローさんの最後のポケモンが倒れてしまったのでここで勝負は終わった。
傷ついたワタシラガをごめんね、とアシレーヌが抱いてあげるとワタシラガは泣きながらも微笑んでアシレーヌに頬ずりした。
「ごめんなさい、でもヤローさんの指示も凄かったです。正直アシレーヌのわだつみのアリアは威力や体力面を考慮してあまりやらないんですけど、つい指示しちゃいました……
ありがとうございます、」
「とんでもない!ぼく達も楽しめましたし、勉強になりました、
アシレーヌ強いですね!よく育てられてる感じです!」
「ふふ、この子の努力の成果です。ワタシラガもありがとうね」
オボンのみをカバンから出してそっと差し出すとすぐにかぶりついてむしゃむしゃ食べるワタシラガにヤローさんは「あーっ行儀悪いぞ!」と慌てる。
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雑草のかきあげ(仮垢)(プロフ) - ポケモンに興味が湧かなかったのですが、今年新しいポケモンのゲームが出たということで占ツク内で面白そうなのを探してみることにしました。1番に出会ったのがこの作品です。めちゃくちゃ好きです。 (2022年12月19日 11時) (レス) @page13 id: dc942b8391 (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - @さん、あなたの言っていることの方が意味わかりません。人それぞれ考え方や価値観は違いますが私はあなたの言っていることを不快に感じましたし@さんの言っていることが間違いだと思います。あと、そんなことでコメントすんな。 (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - はじめまして!この作品の作成から約3年たっているのですが、今頃コメントさせていただきます!私もキバナさん大好きで、読んでるときにキュンキュンしながら読ませていただいてます!めちゃくちゃ好きです‼♡ (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 良かったらフレンドになってくれませんか? sw 1571 5879 0984です! (2022年11月2日 15時) (レス) @page13 id: aebff763ed (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - この作品、検索避けされてないですよ。やめてください (2022年10月2日 0時) (レス) id: 54a83e069f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2019年11月29日 11時