22話 ページ23
｢あぁ、お前が俺を先輩として見ているか分からないがな…
俺はお前に期待している｣
未だにニヤニヤと笑うアナハン達を見ながら女王のように口角を吊り上げて眉を下げる笑い方をする彼女に風丸も頷き返した
｢みんな！練習の成果を見せろ！
新タクティクス コードGの実行だ！！｣
キーパーの西蔭やA、敵である一星を除くイナズマジャパンの選手は旋回しながら勢いの強い竜巻を作った。
｢上出来だよ、皆さん。｣
Aは中央に纏まる竜巻に身体を投げ込みその気流にのった。
荒々しい気流にうまく乗りながら1番上でAはウズベキスタンの選手が巻き込まれていく様子を高みの見物のように見ていた。
────────
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ────
｢…はい｣
｢はじめまして、風丸さん。
野坂です｣
｢…野坂？お前、あの野坂か？
もういいのか？｣
ある日の夜、風丸の所には身元不明の電話がかかってきた。不思議に思いでてみるとその声はFFでのインタビューなど様々な場面でよく聞く綺麗なアルトの声だった。
｢はい、ご心配をおかけしました。もうじき復帰できそうです。｣
｢そうか、良かったな…
で、お前が俺にかけてくるってことは何か魂胆があるんだよな？｣
｢さすがに鋭いですね、実は頼みたい事があるんです。｣
｢頼みたい事…？｣
｢はい。私と付き合ってください。｣
｢あぁ。────は？｣
それまで真剣に聞いていた風丸は思わず頷き、数秒後我に返って変な声をあげてしまった。
真剣な内容とは打って変わって、彼女が発したのは甘いような口説き文句。
暗闇に隠れているが、その顔は林檎のように真っ赤に染まっている。
声が電話越しに聞こえたのか、Aは珍しく声げて｢あははっ｣と笑った
｢おっ前…！！！馬鹿にしてるのか？｣
｢やだなぁ冗談に決まっているでしょ。
特訓ですよ。｣
｢…お前、俺で遊んでるだろ｣
｢まさか。ちゃんと先輩として見てますよ｣
────────────
｢その正体は────これだよ！
グリッド・オメガＶｅｒ．２．０！！｣
｢この特訓は、グリッドオメガを生み出すためのものだったのか…！｣
稲森が感心したように呟くが、その後には背から落ちたりして身体を強く打ちもがき苦しむウズベキスタンの選手が転がる地獄絵図が生み出されていた。
｢まさか…全滅────！！｣
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マロン - 夢主ちゃんの声優は絶対マーヤだよ！だって西蔭の中の人は旦那さんじゃんね！ (9月12日 10時) (
レス) @page2 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - とても面白いです！ゆっくりでいいので、更新頑張って下さい…！ (2019年11月11日 19時) (レス) id: de8697d4c9 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - 涼竜さん» よかった！お話のプロットは大体固まっているので、この調子で書き進めてまいります。早ければ今日明日に終わらせられるので、どうぞ見届けてやってくださいm(_ _)m (2019年1月26日 8時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - いづうさん» いづうさんからの通知が来た途端真っ先に飛んで行きました笑 本当にありがとうございます！口調やデフォ名大丈夫です、更新楽しみにしていますね！(∩´∀`∩) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 8be7a5bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - 失礼します。お待たせいたしました！私の執筆している番外編の方で、以前お話ししたコラボストーリーの1話目を完成させましたので、覗いてくださると嬉しいです！口調なりデフォ名なり、もしご要望等ございましたらご一報くださいm(_ _)m (2019年1月26日 5時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2018年12月11日 0時
