３８，二次試験後半 ページ38
ゴン・キル「うわっ！」
急に飛びついてきたAに、驚く２人。
『ごめんねー！心配かけて！』
キル「(そう言えば、すっかり忘れてた)」
ゴン「あ、A！
本当だよー、俺、すっごく心配したんだからー！」
キル「(コイツ、心配してたのかよ。)」
『うぅー、ゴン、ありがとう！
俺、存在忘れられてたらどうしようかと思ったよー！』
ゴン「(忘れてたなんて、口が裂けても言えないな。)」
ゴンたちがそんな会話をしている中、様子を伺うサトツさん。
サトツ「(７０名ですか。
ふむ、大変優秀な数字ですね。
確かにあの豚は、額を殴打すれば簡単に仕留められますが、そこを正確に攻撃するには、相当の度胸と判断力、身のこなしが要求されますからね。
しかし、問題はここから。
彼女はかなり手強いですぞ。
なにしろ彼女は、あの若さでシングルハンターの称号を持つ、最高の美食家なのですから。
美食ハンターメンチ。
世界有数の料理人としてその芸術的な味覚センスの生み出す料理は、正に絶品。
貪欲な探究心で、ありとあらゆる食材を食べあさり、１度食べた味は決して忘れない。
弱冠２１歳にして美食ハンター界をリードする天才。)」
メンチ「あたしはブハラと違って甘くないわよ。
審査も厳しく行くわよー！」
サトツ「(しかし、天才が故に気まぐれな部分も多い。
下手すると、大きな落とし穴にハマりますぞ？)」
メンチ「二次試験後半。
あたしのメニューは････････････寿司よ！」
レオ「すし？」
寿司を知らない受験生たち。
メンチ「ふふーん、大分困ってるわね。
ふ、知らないのもムリはないわぁ。小さな島国の、民族料理だからねぇ。」
俺、知ってる。
寿司なら、前世の俺のじいちゃんが店やってて、よく俺も修業させられたなぁ。
あそこにいる忍者も、寿司は知っているだろうし。
メンチ「ヒントをあげるわー。この中を見てごらんなさーい。」
建物の中へ入る受験生。
メンチ「ここで料理を作るのよ。
最低限必要な道具と材料は揃えてあるし、寿司に不可欠なご飯は、こちらで用意してあげたわ。
そして、最大のヒント！
寿司は寿司でも、にぎり寿司しか認めないわよ〜？
それじゃあスタートよ。
あたしが満腹したところで試験は終了。
その間に、何個作ってきてもいいわよ〜。」
ほほう、これは、腕が鳴るねぇ。
俺が苦労して習った寿司作り。
今こそ、前世のあの苦しみの成果を発揮するときだ！
３９，ゴン「寿司って何？」『なーんだ☆』キル「さっさと教えねぇともう口聞いてやんないからな。」『うわぁー！それだけは勘弁！！！』→←３７，結果発表
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Haru - めちゃくちゃ面白かったです！頑張ってください！ (7月17日 16時) (
レス) @page3 id: ad9c42c2a7 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - フェバルさん» ありがとうございます！その様な風に言っていただけて、ものすごく嬉しいです！更新、頑張らせていただきますヽ(；▽；)ノ (2018年12月20日 21時) (レス) id: 3474764e22 (このIDを非表示/違反報告)
フェバル - こんなに面白いのになんでお星様が赤くないのか不思議なくらいです！更新ガンバッテください！ (2018年12月20日 20時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 詩来セイさん» これ書いてるときと、アニメ見てるときが１番の幸せだからね〜。あ、せっちゃんのタイトル、少し借りたよ。 (2018年12月1日 11時) (レス) id: 3474764e22 (このIDを非表示/違反報告)
詩来セイ(プロフ) - わぁお……もう40話行ったんだ！？すごいなぁ…自分は衝動書きだからなぁ… (2018年12月1日 1時) (レス) id: c724e9e368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2018年11月23日 15時
