２４，キリヒトノセガメ ページ24
ゴンたちと別れ、しばらく走った頃、段々と霧が濃くなってきた。
クラ「これじゃ、どっちに進んでるのか、全くわからないぞ。」
レオ「大丈夫、前の奴らの影さえ見失わなきゃ･･････」
途端、前を走っていたシルエットの１人の、頭がとれる。
レオ「えっ！？」
次々にシルエットの頭が落ちていった。
レオリオたちは、立ち止まる。
レオ「ひえー！？どうなってんだよ、おィ！」
すると霧の中から、空飛ぶイチゴが顔を出す。
レオ「な、なんだ･･･？」
後ろから、受験生の１人が前に進む。
急にいなくなったかと思えば、背中にイチゴを沢山生やした、デカい怪物に食われていた。
さっきのイチゴの正体は、これか。
受験生たちは、一目散に逃げ出した。
レオリオとクラピカは、背中を合わせて周りの様子を伺う。
どうやら、あいつは一体だけでなく、レオリオたちは囲まれているようだ。
レオ「･･････っ！」
クラ「･･････ちっ」
レオリオは、足下に落ちている木の棒を見つけ、それを拾う。
その動作の直後、イチゴを生やした怪物、キリヒトノセガメに食われそうになったが、先程拾った木の棒を怪物の口に縦に差し込み、口を閉じられないようにした。
だがレオリオはその木の棒を離すタイミングを逃し、空中を振り回される形になってしまった。
クラ「レオリオ！」
レオ「･･････っ！」
レオリオが何も喋れない状態でいると、クラピカは高く跳び、カバンから取り出したヌンチャクを、キリヒトノセガメの片目に突き刺す。
キリヒトノセガメの体制が崩れたことにより、地上に尻もちをついたレオリオ。
レオ「いってぇ･･････。」
クラ「レオリオ、今のうちだ！」
レオ「お、おう。」
こうして、２人はキリヒトノセガメの恐怖から抜け出したのだった。
キリヒトノセガメから逃げた後、
クラ「先頭集団を見失ってしまった･･････。」
レオ「･･････！どっちに行けばいいんだ！」
そう言いながら、辺りを見回すレオリオ。
霧は濃くなっていく。
自分たちが東西南北どちらに向かっているかもわからない２人は、ただただ走り続けるだけ。
闇雲に走ったところで仕方が無いというのはわかっていても、走らざるを得ないこの状況。
レオリオは辺りを見回す。
すると、視線の先には男が。
ヒソカだ。
それに気付いたレオリオは、クラピカに
レオ「ﾋｿﾋｿ)･･････っ！止まれ！」
と、伝えた。
ヒソカに会うとは、中々に不運だ。
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Haru - めちゃくちゃ面白かったです！頑張ってください！ (7月17日 16時) (
レス) @page3 id: ad9c42c2a7 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - フェバルさん» ありがとうございます！その様な風に言っていただけて、ものすごく嬉しいです！更新、頑張らせていただきますヽ(；▽；)ノ (2018年12月20日 21時) (レス) id: 3474764e22 (このIDを非表示/違反報告)
フェバル - こんなに面白いのになんでお星様が赤くないのか不思議なくらいです！更新ガンバッテください！ (2018年12月20日 20時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 詩来セイさん» これ書いてるときと、アニメ見てるときが１番の幸せだからね〜。あ、せっちゃんのタイトル、少し借りたよ。 (2018年12月1日 11時) (レス) id: 3474764e22 (このIDを非表示/違反報告)
詩来セイ(プロフ) - わぁお……もう40話行ったんだ！？すごいなぁ…自分は衝動書きだからなぁ… (2018年12月1日 1時) (レス) id: c724e9e368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2018年11月23日 15時
