氷姫？に恋しました。

その2 ページ3

梅ちゃん side

連日の疲れから終わった後、休憩所のソファーに座って
床を見たあとに目を閉じた。

梅原「(はあ、体がだるいな)」

数分後に人の気配がしたけど、休憩しに来たのだろうと気にしてなかった。
女性スタッフとかなら声掛けてくるだろうから

すると、真横に何かを置かれた気がした。


「疲れには甘いものがいいらしいですよ。お疲れ様です」

と女性の声がした。

は？と目を開けて見上げると、誰も居なくて
真横には缶の甘いジュースが置いてあった

右左廊下を見ると1人だけ長い髪の女性がトコトコと歩いていた。

後ろ姿で分からないが左腕にブレスレットっぽいのを付けていた。

梅原「……俺これ…あんま飲まないんだけどな…」

あえて人の少ない場所で休憩してたのに…まさか声掛けてくるとは…

今まで経験したこと無かった

あるとしたら、手渡しで顔を覚えて欲しい！とばかりに目を見てくる女性ばかり。

彼女は姿すら見せないんだな……






貰ったジュースを飲みながら、まだみんな居るだろうスタジオに戻った


梅原「あまっ…」

壮馬「おかえりー、珍しいの飲んでるね」

梅原「うん、貰った」

壮馬「誰に？女の人？」

梅原「ん、女。顔知らないけど」

壮馬「もう…どんな人？お礼言ったの？」

梅原「言おうと思ったら消えてた」

壮馬「なにその怪奇現象」

智昭「どうした？」

壮馬が前野さんに説明してくれてる。
その間も飲んでるけど……甘い…

智昭「どんな雰囲気？」

梅原「……えっと、髪が長くて、左腕にブレスレットっぽいのを2つしてましたね」

智昭「髪長くて…左腕……それカラフルだった？」

梅原「そうだったと思います、青とか赤とか黒とか……だったかな」

壮馬「そして瞬間移動…？」

2人は心当たりあるのか、ビックリした顔してる

梅原「誰か分かる？」

壮馬「甘い飲み物…って多分だけど、Aかも？」

壮馬はスマホをしばらく触って画面見せてきた

壮馬「こんなブレスレットじゃなかった？」

梅原「あー、こんな感じだった」

智昭「へぇー、Aが何かやるなんて珍しいね」

そうなんですか？と言いながら名前聞いた事あるなーとか思ってた

壮馬「いいなー、氷姫から物貰うなんて」

梅原「氷姫？」


人に興味無いみたいな態度から氷姫と言われてるらしい

俺と少し似てるななんて思いながら気になりつつあった。




その日…
家に帰って、彼女の事を調べた。




過去に何かあった為、恋に興味無い？

なんだろ…



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