まえぬへの恋心！

その35 ページ40

二人は私の事を考えてなのか、お肉料理の場所だった。

鳥海「好きなだけ食べて」

KENN「そうそう、沢山な」

「そんなに食えないよ…」

頼んでる時、鳥さんは携帯を触っていた。
何してるんだろ？むむっ！！
彼女か！？うぅ、私の鳥様が…しくしく


KENN「そういや、最近なんかいいゲームある？」

「ん？なんで？」

KENN「遊ぶから」

「んと…えっと…」

鳥海「こらこら困らせたらダメだよ？」

「三国無双！」

KENN「まさかの！！」

なんだよ、聞いてきといて…


KENN「んー、いいかも、買ってみよー」

鳥海「ほら来たよ、食べて？」

「いただきます！」

ノート(おもちゃ)を置いて食べていた。

KENN「美味しい？」

頷くと二人は嬉しそうに笑った。

食べ終わり、あー食べたーと思ってたら、

入口付近が騒がしくて、何かな？とか考えてたら

そして個室の私達がいる、ドアが開いた。


KENN「まえぬ！！」

鳥海「あれ、前野くん、」

サッとノートを取り、書いた。

「前野さん、どうしたんですか？」

智昭「はぁ、走った…Aを迎えに来た」

へ！？待ってなんで…

KENN「思い出したの…？」

鳥海「おめでとう？」

智昭「けんぬ、鳥さん、本当にごめんなさい。ご迷惑をおかけしました」

KENN「ほんとだよ…遅いよ」

鳥海「もう１週間だよ？」

「どうして…」

智昭「ブルースター、ディモルフォセカだよ」

っ、ずるいよ…

ブルースターの花言葉は幸福の愛と信じ合う心、
ディモルフォセカはほのかな喜びと変わらぬ愛、


KENN「何それ」

鳥海「二人の暗号？」

KENN｢A。ここはいいから、まえぬと帰りな？」

「ありがとう」


今度会った時二人に何か作らなきゃ！


お店を出て、智昭さんが手を繋いでくれた。

久しぶりの感覚だ…

目頭が熱くなってるけど、泣かない。
頑張る

智昭「A、ごめん…声が出なくなったのは俺のせいだよな…」


首を振るけど、悲しそうな顔をしてる。

違う、智昭さんのせいじゃない…

私が弱いから、声が出なくなっただけなの…

だから、そんな顔しないで、


「智昭さんのせいじゃないよ…」

智昭「っ！？」

「あれ…」

声が出た…やった…


智昭「A」

外なのに、手を引っ張って抱きしめられた。
待て、めっちゃ見てるから。照れるから


「ばかまえぬ」

智昭「それ怒ると言うよな」

「智昭さんのカバーー！」

智昭「ちょ！？」


腕から抜け出し全速で走る。


しばらくは、ばかぬって呼んでやる…



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