参拾壱 ページ31
「最近豆乳飲みすぎじゃない?多すぎでしょ」
「そうかな…」
最近は任務と任務の間の時間はAと話している。
ここ数日、Aは高い頻度で豆乳を飲んでいるのが気になった。
何で、と理由を聞くが答えてくれない。まぁ大方見当は付いてるが。
「……胸?」
「………むっ、一郎…」
少し胸に目をやると直ぐに隠したA。着物の上から見た限り歳相応だし、体の線が細い割りにはある方じゃないかと思う。
Aの周りに大きい人が多いから焦るのかもしれないけど。
「そんな気にしないで良いと思うよ」
「そっか…」
僕は男だから何とも言えない。
きっとそう言っても気にし続けるんだろうな。
ふと悪戯心が働き、Aの膝の横に手を付いて顔を覗き込む。
「誰の為に胸を大きくしたいの?」
「え…?」
「冨岡さんの為、お兄さんの為、お兄さんの仲間の為、
…僕の為…?」
Aは顔を赤くして僕を引き離した。
でも、そんなか弱い力で離れる程僕は弱く無いから、そっとAの胸の真ん中を人差し指で縦になぞる。
「僕が、手伝ってあげようか?」
毛先が霞に染まった黒の横髪が、掛けていた耳から落ちる。
流石にこれ以上は怒られるのでぱっとAから手を離した。でも、Aは僕の目を見つめて聞いてきた。
「手伝う…って、何をするつもりだったの」
「え…確か、揉んでもらえば大きくなるとか…」
よく聞く話だけど、知らなかったのかAはまた顔を紅潮させた。違う事だったらしてもらうつもりだったのか。
見つめあっていると、頭の大事な所が麻痺していくのが分かった。
「っ…何これ…」
このままじゃ、Aを傷付けかねない。距離を取りたかったが本能に従い、Aの事を抱き寄せていた。
「っは、…ん」
首筋に吸い付き、痕を残す。Aは首が弱いのかそれで声を漏らした。
「ん、っは」
「ふ、ぅ、ん」
口を離したと思ったら、間髪入れずにまた唇を奪う。
Aの胸に手を置き、見ていたよりも大きく柔らかい物を手で包んだ。
「はっ、ひ…ん」
「あはっ…A、可愛い」
もう一度、Aの口を塞いだ。そうすれば興奮はようやく収まり、思考は正常に戻った。
襲い紛いの事をしてしまったのに気づき、謝ると許してくれたがAは浮かない顔をした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
2723人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃるす。(プロフ) - 最高でした!!細かい描写とキャラ達の心情が凄く心に刺さりました!!こんな素晴らしい作品を作ってくださり有難うございます!!! (2023年1月30日 21時) (レス) id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
Turtle(プロフ) - 色々とやばかったです、、、。゚(っ´;ω;`c)゚。 (2020年11月30日 23時) (レス) id: ae287d31c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 最高です!義勇好きにはたまりません!最高です! (2020年8月7日 14時) (レス) id: c22bf512a4 (このIDを非表示/違反報告)
リーのアニメ部屋 - アアアアアアアアアア!!千寿郎好きだから感謝!頑張って! (2020年8月5日 3時) (レス) id: 9f28f3c3ee (このIDを非表示/違反報告)
暁明(プロフ) - 銀時さん» 読んで楽しんでくださって嬉しいです。面白いお話作り頑張りますね。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ice.11 | 作成日時:2020年3月28日 15時