�� ページ18
佐久間side
なんだかいつもより早足でお部屋まで戻る翔太。
お部屋につくなり、ベッドにどすんと乱暴に上がって、そのまま布団に潜り込む。
佐「え、なになに、どーしちゃったの」
ふっかとお話してる間も、治療方針に対してちゃんと納得してるように見えていたから、本当にどうしたのかわからない。
佐「翔太ー？何かあったの？」
布団の塊に向かってもう一度声をかけたけど、
翔太「別にっ」
うわっ、機嫌悪ぅ…。
え、俺が無意識に怒らせるようなことしちゃったとか？
しばらく翔太と自分の言動を振り返っていたけれど、特に思いつかない。
でもこのまま放っておくわけにもいかないから…
とりあえず話題が何かないかなって考えているとさっき翔太が何か言おうとしていたのを思い出す。
俺としては、まさかそれが原因だなんて思いもしなかったから、何気なく
佐「そーいえばさ、さっきAちゃんに何か言ってる途中だったよね？何かほしいとかなら佐久間さん持ってくるよー？」
って言った。
そしたら、黙って少し顔を布団からのぞかせた翔太。
翔太「いろはちゃんって…どんな子なの？」
意外な方向に話が転がったことに驚きつつもとりあえず答える。
佐「えーっと、最近入院してきたばかりの子。3歳さんだよ。」
翔太「そのー、えっとー、Aちゃんと仲良し、…なの？」
佐「うん。入院初日に担当したのがたまたまAちゃんだったから、安心するみたい。
最近もAちゃんご指名することが多くてAちゃんにべったりさんなんだよ。かわいいよねぇ〜」
てっきり、かわいいねって返ってくるかと思いきや、「だから最近来ないんだ」って呟いて神妙な顔をしている。
…その言葉の意味がくみ取れなくて、頭をフル回転させる俺。
佐「来ないってどういうこと？」
翔太「えー？ だからぁ、…Aちゃん。…わかるでしょっ普通。」
察してよとでも言いたげに、ちょっと恥ずかしそうにこっちをにらむ。
ようやく翔太の思ってることがわかった気がして納得すると同時に、まだまだ翔太も子どもでかわいらしいな、なんて思った。
…絶対本人の前では言えないけど。
佐「でもさ、翔太偉いよね？いろはちゃんの前ではお兄さんしてくれたんでしょ。」
それこそ翔太がいろはちゃんと同じくらいの年齢だったら、絶対引き留めてお話聴いてもらうか、泣いちゃうかしてるだろうからね。
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
