ロケット団でスクールの生徒です【ポケモン】 (ページ14)

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13.ククイ博士を脅してみたページ14

「あ、A！こっちこっち！」

あ、ジャリだ、元気があり余ってますな～

私はまだアローラで場所の分かるところが少ないという事で、スクールの前で待ち合わせた。実のところマップはもう暗記した。

「よーし、それじゃ、俺達の家にれっつゴー！」
「俺達？」
「俺とククイ博士とバーネット博士、あとポケモン達の家って事だ」

◇

「ただいまー！」

「お邪魔します」

「おう、お帰りサトシ。Aもいらっしゃい！」

「あ、失礼します」

「そんなにかしこまらなくても良いからな～」

◇

これまでの冒険やUBの事を聞いて少し時間が経った頃、私はククイ博士を脅しに行った。

「私ちょっとククイ博士に話があるから。大事なことだからついてきちゃダメだよ？」

「分かった。ついて行かない」

素直でよろしい。それに騙しやすそうで何よりだ。

ククイ博士の部屋の前に行くとえーんじょいと、声が聞こえた。ビデオを見てるとかじゃ無いといいな。変な勘違いをした恥ずかしい人にはなりたくない。

_____コンコン

「ちょ、ちょっと待って！……どうぞ！」

「失礼しま～す」

「おう、Aか。」

枕の下からピロッとマスクが見えているし、白衣も崩れている、焦らせたかな。

「はい、サトシ達は聞こえなかったようですがククイ博士の部屋から謎の声が聞こえたので不思議になって見に来ました」

「そそそ、そうか」

慌てすぎですよ、博士

(ロトムはなんか聞こえたか？)
(ボクも全然わからなかったロト。)
聞き耳立ててるヤツがいるなぁ。
私は扉の方に近づくと、大きめな声でいった。

「サトシ、足音も声も聞こえまくりだよ。ククイ博士にとって大事な話なの。すこーしだけの間でいいから。あっち行ってて」

(う、ごめん。――ドタドタスタスタ)

私はククイ博士に向き直ると、DVDとマジックペンを差し出しながら小声でいった。
「よし。ククイ博士、いや、ロイヤルマスクさん。…これに、サインを下さい！」

「……ナンノコトダイ？」

「センセ、演技下手ですね。」

「……ワタシハロイヤルマスクデハナイゾ？」

「読者が読みにくいのでいい加減諦めて下さい。」

「いや、真面目な話、違うよ？」

「何とは言いませんが、私は証拠を得ています。これ以上渋ると脅しますよ」

勿論証拠などない。大嘘だ。あ、枕の下にあったわ、証拠。

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続きに続く。続くったら続く！