ロケット団でスクールの生徒です【ポケモン】 (ページ12)

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11.Z技…？ページ12

「俺の全身、全霊、全力！全てのZよ、アーカラの山の如く、「サザンドラ、空をとぶ」(熱き炎となって燃えよ!)

ダイナミックフルフレイム！！」

…勿論、当たらなかった。

そして勿論、巨大な炎は私にむかって来た。

「ランクルス、あまごい、サイコショック。」

リーリエのところにいたランクルスが謎の踊りを踊る。雨がふり、炎が弱まる。そこにサイコパワーが加わり、炎は分解されて、そして、消えた。

「ふぅ。」
「わ、悪い！怪我はないか！？」
「いいよいいよ、中断しちゃってごめん！ホラ、サザンドラそらをとぶ！」
『ガガーッ！！』

「あ、からを破ってかわせ！」

「続けてドラゴンダイブ！」

「トラップシェルで備えろ！」

効果はバツグンだ！

トラップシェルで返される前に、攻撃を受けた時点でバクガメスが落ちた。

トラップシェルでもサザンドラの体力は削り切れていないだろうけどね。だって雨降ってるし。何気にこういうズルで保険をかけるのも大事だ。悪の組織だもの。それに負けたくない。

Z技出された時に時間稼ぎしてよかった。
カキは割とすぐにZ技に頼るところがある…っと。

「バ、バクガメス戦闘不能！よって、サザンドラの勝ちです！」

「お疲れさま、サザンドラ。ほら、カキ達も！」

元気のカケラを投げ渡す。

「ありがとな」
『ガメ…』

どちらに礼を言ったかは知らないが、バクガメスに元気のカケラを使い、モーモーミルクを飲ませるとボールに戻した。

そういえば配達がどうとか牧場がどうとかの話があったな……今後のためにもいつか見学させて貰おう。個人的にも興味がある。

◇

「ミミッキュ、じゃれつく！ヒドイデをピカチュウだと思って！」
『キーッ！！』
「ヒドイデ、ヘドロばくだんだ！」
『ドイッ！ヒドイッ！』

二人には特訓させている。人とのバトルって結構刺激になるし、普段チームプレイしている二匹だから、行動の読み合いの練習になると思ったからだ。ここでの“行動”は技のことではなく、更に細かいところ、駆け引きだ。
ミミッキュがまだ本気を出せていないのが少し気になるが…。

『くー！』
『きー？』
それを洞穴の中からキテルグマ達が見ている。
こうしていれば可愛いのに。
あの締め付けが信じられない可愛さだ。

さあ、二日後に迫っている。

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更新遅れてごめんなさい。