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暗くなり始めた空の青と夕焼けのオレンジが混ざり合う、壮観な景色を眺められる場所。鴉が鳴き、良い子の子供達が帰り始める時間帯にAはそこにいた。
Aは夕焼けを見るのが大好きだ。なのでこの絶景を目に焼き付けられる場所を知ることができたのはとても嬉しいことである。
だが１つ問題があった。彼女は今１人でここにいるわけではない。ましてやせっかくの絶景を直視できる状況でもない。なんなら冷や汗が頬を伝うほどの状況だ。
ここは武蔵神社。渋谷を
「どーしたの？固まっちゃってさぁ」
「ひぇ……」
どうしてここにAがいるのか。それは最終下校時間まで遡る。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
部活が終わり、Aは他の美術部員に手を振って歩き始めた。この時点で空はオレンジ色になり始めていたため、家に着く頃には絶景だろうと足取り軽やかに歩いていたのだ。
そんなAを呼び止めたのが、同じく部活終わりの三ツ谷である。
「どした？忘れ物？」
「ちげぇよ。この後空いてるか？」
「この後？空いとるけど」
「なら少しここで待っててくれないか？できるだけ速く戻るからさ」
「いーよ。行ってらっしゃい」
やんわりと手を振れば三ツ谷も手を振り、インパルスに跨がって走り去っていく。こういう所を見るとああ不良なんだな、と思うが、普段の優しさを知っているからか別に怖くはない。むしろカッコいいと思う。
しばらくボーッと空を眺めて待っていると、金糸で『東京卍會』と刻まれた特攻服に身を包んだ三ツ谷が歩いてきた。
「ごめん、待たせたな」
「大丈夫やけど……バイクは？」
「置いてきた。一さんが乗れるかわかんねぇのに乗せたりしねぇよ」
「……君モテるだろ」
「何の話だよ」
そして連れて来られたのが武蔵神社だったのである。
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甘川カズ子(プロフ) - コメ欄が最高すぎたので読もうと思いますありがとう☺️ (9月1日 10時) (
レス) id: 78f9ccd2f5 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - クッソイケメンじゃん。聞いてねぇよ。まさかめちゃくちゃイケメンとは、思わんやん。やべぇ好きだわ… (2021年7月30日 17時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - 柳さん» おつかれサマンサ(違うそれは別のネタ) (2021年7月30日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 堕ちたわ。うんもう、夢にまで出てきた。 (2021年7月30日 17時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - 『夏祭り』が終わったら続編いきます (2021年7月28日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時：2021年7月22日 13時
