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「宵蔵さんは経験者なんですか?」
ふと、伏黒が五条に尋ねた。五条は待ってましたと言わんばかりに口角を上げ答える。
「"呪霊相手は初めて"だよ。帝夜は『セラータ・ファミリー』の幹部だからね」
伏黒は記憶力をフル稼動させた。眉間にシワを寄せ、五条に疑いの目を向ける。
セラータ・ファミリーとは、大阪を中心に活動するマフィアだ。夜に現れ、目標(ターゲット)を殺したらすぐに姿を消す。それ故、一部の人間と呪術師しか知らない組織だ。
「マフィアっていうのは表向き。実際、呪詛師を殺すために上層部が動かしてる組織に過ぎないからね。だから帝夜は呪詛師専門なのさ」
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「おい、そこの呪い」
頭の無いマネキンが何体か置かれた部屋で、釘崎は声を発した。真ん中の一体だけ頭が有り、球体間接が剥き出しになっている。
「真ん中のマネキンだよ。それで隠れてるつもり?」
左手の袖からは五寸釘を、右手の袖からは金槌を出し、回してみせた。金槌にはピンクでハートが彫られている。
「来ないなら、このまま祓うわよ」
釘崎はいつでも釘を打ち込めるようにして構えた。
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「でも釘崎は経験者ですよね。今更なんじゃないですか?」
「呪いは人の心から生まれる。人口に比例して呪いも多く強くなるでしょ」
2本の五寸釘を中に浮かべ、マネキンの頭へと打ち込む。マネキンは倒れる寸前でビタ止まりし、打ち込まれたことに苛立ったのか、4つの目を開き釘崎を睨んだ。
「地方と東京じゃ、呪いのレベルが違う」
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時