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「__もしもし、帝夜です。婚姻の件ですが、こちらは問題ないですよ。彼方からは何か言われてます?」
「"婚姻は結ぶが準備期間が欲しい"とだけだ。まあ、当然のこと故許可した」
「そうですか、助かります。では此方からも要望を。"東京都立呪術高専に入らせて"ください」
真面目な声で上司に告げる宵蔵に、上司は少し驚いたようだ。少しの沈黙のあと、皺枯れた声で返す。
「良かろう、お前は実力者だ。此方にも利がある。それに五条も居るからな、馴れ合うのも早いだろう」
「そりゃどーも。話はそれだけです、そんじゃ」
受話器を少し乱暴に置き、キッチンで朝御飯を作っている最中の麗音に抱きつく。
東京都立呪術高等専門学校に入りたい、というのは宵蔵の本心だ。宵蔵の所属する組織__セラータ・ファミリーは、主に呪詛師を暗殺することが仕事だ。表向きにはマフィアということになっている。
呪詛師の"暗殺"をするのは、正面から殺しに行けないから。呪霊を祓うための術式を持たない構成員もいれば、運動神経が劣っている構成員もいる。
そもそも、呪術高専に通ったことがある構成員が少ないのだ。それ故、呪詛師ではなく呪霊に殺られて亡くなった構成員が多出している。
宵蔵は"次期首領"の称号を冠している。構成員を守れるだけの知識、本格的な訓練が必要だと考え、呪術高専への入学を希望した。
「どうした、帝夜。話は聞いてたけどよ」
「いや、な。京都府立の方やと、すぐ帰れてまうやろ?せやからウチ……東京行きたいねん」
「……そーか。それが帝夜の選んだ道だっつーなら、俺は何も言わねぇよ」
「僕も。帝夜の名前は"夜の皇帝となれ"って、中二っぽい意味でついてるんだ。だから大丈夫だよ」
「"帳"とか夜やしな。……ありがと、今溜まっとる任務だけ済ませたら行くわ」
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時